鈴木先生

 日本子ども虐待防止学会に出席しました。19歳以下の子どもの虐待死で最も多いのは0歳児、中でも0歳0日の虐待による死亡が最も多いです。これらのケースは検証が始まったH15年から医療機関での出産はひとりもありません。何らかの機関に係わった形跡も極わずかです。
 安易な性交により、思いがけない妊娠をする。しかし誰にも相談できず、受診もしないまま陣痛がやってきたという状況が想像できます。しかしもっと想像するなら、困ったときに助けてと言えない環境であったり、助けてという力が育つための信頼や愛が成育歴において確立されていないという大変深刻な背景があることが分かります。
 しかしこの事件は防ぐことができます。そのために小さないのちのドアを7年前に開設しました。同様の活動をしている方々と分科会で発表しました。4月にNHKに一緒に出演させていただいた、日大大学院の鈴木先生が座長をしてくださいました。とても嬉しい再会でした。

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