マタイによる福音書28章 復活の主と共に


ここにはおられません。」マタイ28:6

くぅ~ママのちょっと一言
いよいよマタイの最後の章です。最後の章はイエス様の復活、イースターの出来事が書かれています。クリスチャンはクリスマス同様、イースターをお祝いします。そのイースターの1週前の日曜日は棕梠(しゅろ)の主日といい、イエス・キリストがエルサレムに入城した日を記念します。月曜日は 宮清めの日。木曜日は洗足日といって、最後の晩餐の時、イエス・キリストが弟子達の足を洗われるという出来事がありました。 そして金曜日がイエス・キリストが十字架にかけられた受難の日。その3日後の日曜日がイースターなのです。
イースターの朝、 マリアたちは安息日が終わるのを待ちかねるようにして、イエスに香油を塗る為に墓に行きます。大きな石のことや番兵が入れてくれるかどうかなど、大きな問題解決の手立てを持たないまま、とにかく墓に行ったのです。するとどうでしょう。その墓石は脇へ転がされ、その石の上に天使が座ったのです。退けることの出来ない墓石があるからといって、また番兵がいるからといって、墓のそば行かなければ、この恵の経験にあずかれなかったことを思う時、私たちにとって、解決不可能に思えるような大きな問題を抱えていてもとにかく、神さまの前に出ることだと思うのです。その一歩を踏み出すことで、私の前をふさいでいた大きな問題が横に押しやられ、その上に天使がにこやかに座っていてくれるかもしれません。マリアたちは天使から素晴らしいイエスの復活の知らせを聞きます。その後、弟子たちは復活されたイエスに出会い、大宣教命令と「わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」と、いう愛に満ちた、力強い言葉を頂くのです。問題の向こうにはすばらしい主の祝福が用意されていることを覚えたいのです。

聖書要約
グッド復活する
安息日が終わって日曜日の朝早く、マグダラのマリアともうひと一人のマリアがイエスの墓に行きました。すると大きな地震が起り、天使が天から下って墓の石をわきへ転がし、その上に座ったのでした。その顔は稲妻のように輝き、着物はまばゆいばかりの白さです。番兵は震えあがって死人のようになってしまいました。天使は夫人に言いました。「恐れることはない。十字架につけられたイエスを捜しているのだろうが、あの方はここにはおられない。前から話していたように復活されたのだ。遺体の置いてあった所を見てごらんなさい。そして急いで弟子たちにイエスが復活されたことと、ガリラヤでお会いできることを知らせなさい」と。婦人たちは弟子たちの所にかけ出しました。すると突然イエスがお姿を現わされ「おはよう」と挨拶されました。二人はイエスの前にひれ伏しました。イエスは「恐れることはない。兄弟達にガリラヤに行くように言いなさい」と言われました。
グッド番兵、報告する
番兵は都に帰り祭司長や長老たちにこのことを報告しました。彼らは集まって相談し、番兵に多額の金を与えて「弟子たちが夜の間に死体を盗んだ」と言うように指示しました。番兵はその通りにし、今でもユダヤではこのことを信じているのです。
グッド弟子たちを派遣する
11弟子はガリラヤに行き、イエスが指示しておられた山に登りました。そこでイエスに会い、ひれ伏しました。しかし中には疑う者もありました。イエスは弟子に近づいて言われました。「わたしは天と地の一切の権能を授かっている。だからあなたがたは行って、全ての民をわたしの弟子にしなさい。彼らに父と子と聖霊の名によってバプテスマを授けなさい。わたしは世の終わりまで、いつもあなたがたと共にいる」と。