Ⅲヨハネの手紙 旅人をもてなしたガイオ

「そうすれば、私たちは真理のために働く同労者となれます。」Ⅲヨハネ1:8

助産師永原のちょっと一言
ヨハネからガイオ個人に宛てられた手紙です。新約聖書の中で最も短い手紙ということです。
ヨハネのガイオへの評価の一つは「旅人をもてなす」ということでした。アブラハムも旅人をもてなしたことが書かれています。実はその旅人は御使いでした。イエスは「小さな者にした事は私にしたこと」と言われています。お客様を家にお迎えしておもてなしをしたり、ホームパーティーを気軽に開いて交友を深めるような習慣は日本には少ないかもしれませんが、そのようなことに心を向けていくことも大切なことかと思います。特に主の僕として働かれている方が来られた時には、心からもてなしたいと思います。あたかもイエス・キリストを家にお招きするように。わが家がホスピタリティーのある空間として主に用いられることを願います。

聖書要約
挨拶
長老ヨハネから愛するガイオへ。全ての面で恵まれて健康であるように祈っています。そちらに立ち寄ったクリスチャンからあなたがいつも真実に生活をしていることを聞いて嬉しく思います。
善を行う者、悪を行う者
愛するガイオよ、あなたが旅行中の教師や伝道師をもてなしてくれていることを世話になった人たちから聞き、大変嬉しく思います。神もさどかしお喜びのことでしょう。なぜなら、彼らはキリストの御名のために出て行った人たちだからです。また彼らが赴くのはキリスト教を知らない人たちの所であり、その人たちから何も受けることはできません。そんな彼らをもてなすことで、もてなした者も主のみ名のための同労者となれるのです。この件に関してわたしは教会に短い手紙を送っておきました。ところが指導者になりたがっているディオトレフェスはこの忠告を聞かず、わたしを中傷し、他の人まで巻き込もうとしているのです。そんな人の悪影響を受けてはいけません。善い行いをするように心がけなさい。正しいことを行うことは、神の子どもである事の証明です。悪を行う人は神から遠く離れているのです。しかしデメトリオ誰からも評判がよく真実な歩をしていることがわかります。
結びの言葉
色々書くより、そちらに言って話がしたいものです。そちらのみなさまにくれぐれもよろしく。