ヨハネの黙示録16章 主の怒り、主の裁き

「しかり。主よ、全能者なる神よ。あなたのさばきは真実で正しいさばきです。」黙示録16:7

くぅ~ママのちょっと一言
出エジプト記に書かれている災いや、ラッパの災いと似ていますが、エジプト一国の出来事や三分の一という限定はなく、全世界、全ての者に災害が及びます。そのような中でも神は悔い改めの警告をされます。それは15節、7つ目の鉢にく前に「神の裁きはいつ来るか分からないので用心しなさい」という神の言葉です。しかし人々はそれを聞かないばかりか、神を呪い、神と闘うために王達をハルマゲドンというところに集めました。
私達は嬉しいことにはもちろん感謝しますが、辛いこと、避けたいようなことに対しては、神をのろうことはしないまでも、不満やつぶやきが口から出、神に抗議したい気持ちが起ってきます。しかしどんな状況の中でも、ただ主の導きを信じて通過すべきなのだと思います。主を信じ、従う者を主は決して見捨てられることはありませんから。

聖書要約
神の怒りを盛った七つの鉢
わたしは神殿から大きな声で、7人の天使に「7つの鉢を地上に注ぎなさい」と叫ぶのを聞きました。
第1の天使が鉢を地上に注ぐと獣の刻印をして、獣の像を礼拝する人たちに悪性の腫れ物が出来ました。
第2の天使が鉢を海に注ぐと水は死人の血のようになりました。
第3の天使が鉢を川と泉に注ぐと水はたちまち血に変わりました。水を支配している天使が「神の清い民の血が流されましたが、今度は彼らを殺した人たちが血を流す番です」と、言います。また祭壇が「神の裁きは真実で正しい」と言います。擬人法が使われています。
第4の天使が鉢を太陽に注ぐと太陽は全ての人を焼く力を得ました。人々は熱さの中で神を呪いました。
第5の天使が獣の王座に鉢を注ぐと獣の国は暗闇で覆われ、人々は苦痛のあまり舌を噛み、神を冒涜しました。けれど行いを改めようとはしませんでした。
第6の天使が鉢をユーフラテス川に注ぐと水が干上がり、東の方から西に攻めてくる道が出来ました。また竜と獣と偽預言者の口から蛙のような3つの汚れた霊がでてきました。全世界の支配者に「一丸となって神と戦おう」とけしけに出かけました。「神の裁きはいつ来るか分からないので用心しなさい」
しかし、王達をけしかけた汚れた霊は王達をハルマゲドンというところに集めたのでした。
第7の天使が鉢を空中に注いだ時、神殿の王座から「全ては終わった」という大きな声がします。雷鳴、稲妻、史上最大の地震が起ります。島々は消え去り、山は平地になり、35Kgもの重さの雹が降りました。人々はこの苦痛のゆえに、神を呪いました。