創世記42章 ヨセフの夢が現実になる

ヨセフの兄弟たちはやって来て、顔を地に付けて彼を伏し拝んだ。」創世記42:6

くぅ~ママのちょっと一言
37章でヨセフが見た夢が実現しました。兄たちがヨセフにひれ伏したのです。また兄たちはスパイ容疑をかけられて窮地に立たされた時、ヨセフに悪いことをした報いだと思いました。しかしそれらに対してヨセフは、兄を責めませんでした。ヨセフの「神を畏れる者」という告白どおり、すべては神がされたことだとヨセフは分かっていたのでしょう。
ヨセフのように、自分にとって良いことも、辛いことも、私に与えられたことはすべて神のご計画であることを信じたいと思います。良いことがあったときは、心から感謝し、辛いことも、神のみ思いの中の出来事と信じ、謙虚に受け入れたいと思います。

聖書要約
兄たち、エジプトへ下る
ヨセフの父ヤコブの住むカナン地方にも飢饉が押し寄せ、食べるにも事欠く状態となりました。エジプトには食料があると聞いたヤコブはヨセフの兄たち10人に、エジプトへ食料を買いに行かせます。弟のベニヤミンは父と残りました。
兄たちはエジプトに着き、総理大臣で穀物の責任者の前にひれ伏しました。まさかヨセフとは思いもよりませんでした。ヨセフは兄たちと気付きますが、知らない顔をしました。そして兄たちにスパイ容疑をかけます。兄たちは自分達は正直な人間である事を弁明します。なおヨセフが厳しくスパイに決まっていると追求しますと、自分達は12人の兄弟でしたが、一人は失い、一人は父の元にいることを言いました。ヨセフは「わたしは神を畏れる者だ。お前たちが本当に正直者というなら、人質をひとり残し、食料を持って帰って、末の弟を連れてきなさい」と言いました。兄たちはヨセフの前で、自分達がヨセフが助けてというのも聞かず、穴にいれたことを思い出し、その報いだと話しました。兄たちはヨセフをエジプト人と思っていたので、話が筒抜けになっているとは思っていませんでした。それを聞いてヨセフは隠れて泣きます。ヨセフは兄たちをスパイ容疑で3日間牢屋に監禁しました。その後、シメオンが人質となり、食料を持って他の9人はカナンへ帰り、末のべニアミンを連れて来るように命じたのでした。そしてヨセフは食料袋に銀を入れて帰したのです。そのことで兄たちは恐れを倍増させます。カナンに帰って父ヤコブにいきさつを話すと、ヤコブはヨセフを失い、シメオンを失った。その上ベニヤミンまで失う事は出来ないと、ルベンの説得にも関わらず、ヤコブはベニヤミンを連れてエジプトに行くことを承知しませんでした。