わが子が健全に育つために必要なこと

先週の日曜日教会の礼拝で列王記二からお話させて頂きました。要約を添付します。

はじめに:

南王国ユダの8代目王のヨアシュから聖書の真理に目を向けましょう。

ヨアシュが王となったいきさつですが、いくつかの数奇な出来事が絡み合って即位の日を迎えます。

序 論: ヨアシュの父、祖父母について

 ヨアシュの父はアハズヤで主の目に悪を行った王。その母アタルヤは北王国イスラエルの悪名高きアハブとイゼベルの娘です。アタルヤは息子アハズヤの死後王となり、自分の王位を揺るがす王族に関係する者を皆殺害します。孫のヨアシュも当然殺されるはずでしたが、アハズヤの妹である王女ヨシュバによってひそかに連れ出され、ヨシュバの夫の祭司ヨアダの教えを受けて育ちます。即位後、主の目に善を行い、神殿の修理を完成させます。

本 論:ここから学ぶことの一つは母親の影響です。

 列王記の記述には、王の在位期間と主の目にどう生きてきたかの次に、全てではありませんがその母の名と母の出身地と誰の娘かが記載されており、母親が作る家庭環境の大切さを聖書は教えているように思います。

1、肯定的な言葉で子育てを!

 肯定的な言葉を沢山聞いて育てられた子はチャレンジ精神旺盛な、のびのびとした生き方をするでしょう。しかし根拠なく肯定することは謙虚さを欠いた傲慢な性格となります。その点、聖書には一人一人の存在そのものを肯定する肯定する根拠がちりばめられています

2,子どもが健全に成長するために伝えたい4つの聖書のメッセージ

①イエス様はあなたのすべてをご存じです。―全てをご存じの神様が喜ばれること を行動の基準にする。

②イエス様は私たちを導いておられる。―不安な時、迷った時、大切な選択の時、 神は私たちにとって一番いい道へと招いてくださる。

③イエス様は私を友と呼んでくださいます。―イエス様は私たちに永遠のいのちを 与えるために十字架に架かってくださいました。これほどの愛はありません。その イエス様が私に対して「友」と呼んでくださるのです。

④イエス様はあなたと愛しておられます。―神の私たちへの愛はどんな罪をも赦し、 神の子としてくださる広く、深く、大きな愛です。

3,尊敬される親に!

 2018年に世界協力開発機構が「親や先生を尊敬していますか」と世界186か国の2万人の中学生に調査したところ、50%を切ったのは日本だけでした。要因は複合的だと思いますが、子どもに最も大切なことを語っていないからではないでしょうか。それは命の大切さをブレずに子供に語ること。そして人の肉体の死とその後について語ることも親としての責任です。これらの事は全て聖書に書かれています。

まとめ

 ヨアシュは祭司ヨアダの影響を受けて神に喜ばれる生き方をしたのですが、ヨアダの死後、主から離れ、よい王として国を治めることが出来なくなりました。なぜでしょうか。ヨアシュ自身が主と出会うという経験をしていなかったのです。私たち大人は子たちが健全に育つために信仰の環境を整え、主を伝えますが、主と出会うのは子ども自身です。私たち子どもたちが主と出会い、本物の信仰を持つことが出来るように祈り続けたいと思います。

今日の聖書からの生き方学びは…「謙遜に生きる」です。

                                                             

        

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