石田昌弘参議院議員

経口中絶薬の事で参議院議員の石田昌弘先生の秘書の橋本様が訪ねてくださいました。今回、厚労省が再度審議されると発表したの無償診療所での本剤使用についてだけです。理由は調査対象期間外で「重篤な有害事象」が複数確認されたためです。
入院施設では、半径16キロ以内などの条件を満たせば、1剤目のミフェプリストン(黄体ホルモンを阻止し、胎児を死滅させる)とその3日後に子宮収縮剤のミソプロストールを服用した後は帰宅できるという条件緩和はそのままです。自宅で子宮の収縮の痛みに耐え、胎児が出血と共に排出されるのを待つことになります。 この薬剤が承認される時に「本剤使用にあたっての留意事項」が出ました。特に大切なことは次の2点です。①ミンプロ ストール投与後は、胎児が排出されるまで入院 ま た は 院 内 待 機 を 必 須 と す る。 ②妊 娠 4 か 月 未 満 の 死 胎 に つ い て は 、墓 地 、 埋 葬 等 に 関 す る 法 律 ( 昭 和 2 3 年法律第48号)の対象ではないが、人工妊娠中絶を経験した女性等の心 情に配慮しながら、各医療機関におい て、適切に取り扱われるようお願いする。
1人で痛みに耐えて、出てきた胎児(9週で頭からお尻までが3cm、顔も手足もあります)を医療機関に持っていくなど、女性の心が蝕まれることがないように配慮した留意点が出されました。 

 実は、本剤が承認されるにあたって、「本剤使用にあたっての留意事項」を付けるように働いてくださったの石田昌弘先生でした。今回も先生になんとかご尽力頂きたく、お越しいただいた秘書様に思いを託しました。 
 厚労省の担当の方々と話をした時、「胎児が出る時は痛くてトイレに行くでしょう。トイレに流れてしまうこともある。すると女性が胎児を見なくて済む。流産の胎児もトイレに流れるではないか」と説明されましたが、流産でトイレに流れる可能性があるのは胎嚢やまだまだ小さな時で、心拍が確認出来たら流産の危険性は少なくなることと、それ以降の流産は医療施設で処置しますから、大きな赤ちゃんがトイレに流れることはまずないです。女性の心を守り、下水処理場に胎児が流されることがありませんようにと願うばかりです。

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