公益社団法人

社会的ハイリスク妊産婦の24時間相談と生活支援及び自立支援の活動は、2018年9月1日に一般社団法人小さないのちのドアとしてスタートしました。元々、あるNPO法人がマナ助産院に「赤ちゃんポスト」設置の打診を受けたことからスタートしました。実は当初赤ちゃんの命を守るところを作ることには賛成でしたが、黙って赤ちゃんを置いて去っていくというあり方にはいくつかの点で積極的になれない気持ちがありました。

それは赤ちゃんを置いて去っていく女性の気持ちと、心の痛みを抱えて生きていくそれからの人生を思うとたまらなくなります。またその多くは自宅等で自分でお産みになることから、母子の命が危険にさらされることと、一人で産むときに心細さはどれほどのものだったかと思います。

その点、小さないのちのドアは私が目指していたものとぴったりなんです。妊娠中から相談をお受けできます。また来られた方に「よくここに来てくださいましたね。赤ちゃんの命を守るために来てくださったんですよね。大丈夫ですよ。赤ちゃんも、あなたも幸せになれますよ。私たちは全力で支えます。」これまで多くの方にこのように声をお掛けしてきました。そして女性の人生と胎児、新生児のいのちを守ってきました。

日本の制度にない働きで、全てご寄付で活動してきました。設立から今までの歩みを振り返るにつけ、皆様のご支援があればこそと感謝に耐えません。

そしてこの度公益認定を受け、公益社団法人小さないのちのドアとして再出発する運びとなりました。社会的に信頼をされる団体と認めて頂いたことと、これからはご支援くださった方もその分控除を受けて頂けるようになります。支援いただく私共も、ご支援してくださる方々も優遇税制が受けられるということになります。

今色々と書類などの書き換えを行っております。まもなく会員の皆様にはご案内が届くと思います。

今後とも皆様の温かなご支援をよろしくお願い申し上げます。

今日の聖書からの「生き方学び」は自分が主流でなく脇役であっても、与えられた役割をしっかり果たそう。その中に神様からの祝福がある。

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