ネヘミヤ記7章 「心が通う信仰」
「これは、ハナンヤが誠実な人であり、多くの人にまさって神を恐れていたからであった。」ネヘミヤ記7:2
くぅ~ママのちょっと一言
ようやく城壁が完成しました。ネへミヤはペルシャの王と約束したことを果たしました。しかしネヘミヤにはまだすることがありました。それは見える形でエルサレムの城壁と神殿が再建しただけであって、そこに民の信仰を整える必要があったのです。エルサレムに住む人も少ない状態のなかで、この神殿を中心にイスラエルの人々が神を中心とした人生を送ることが出来るように整えなければなりませんでした。
形骸化した信仰は時が経てばもろくも崩れます。信仰に血が流れ、肉付き、暖かい心の通う神への信仰を保ち続けたいと思います。
聖書要約
城壁の官製と警備
城壁が完成し扉が取り付けられました。そこに門衛と詠唱者とレビ人を任務につかせました。そしてエルサレムを治める責任者として、要塞の長をハナニに、行政の長をハナヌヤに委ねました。ハナヌヤは誠実で誰よりも神を畏れる者でした。そして守衛は太陽が登りきるまでかんぬきを開けないことなど規則正しく警護に当たるように指示しました。
その頃のエルサレムは大きい町なのにまだ人口は少なく、家もまばらでした。
神の命令で人口調査をしようとしたとき、以前に帰還した者達の系図を見つけたのです。そこには当時11名の指導者を中心に帰還したことが書かれていました。そして31の部族など、祭司は4部族、レビ人は74名、聖歌隊148名、門衛138名、神殿の奉仕者、ソロモンの家臣などの名簿でした。中にはユダヤ人である事を証明できない人たちがいました。デラヤ族やトビヤ族、ネコダ族の人たちです。また祭司の中にも系図を紛失したものがあり、祭司である事が分かるまで、祭司の職に就けないばかりか、分配にも預かれませんでした。また多くの家畜も一緒に連れてきたことが記されていました。家長の中には工事の寄付をした者もいました。