雅歌8章 主よ来てください。
「私の愛する方よ、急いでください」雅歌8: 14
くぅ~ママのちょっと一言
「私の妹」の所は花嫁の兄弟が妹を守ろうとして発した言葉ですが、当の本人は「いいえ私はすっかり成熟しているわ」と言っているようです。またソロモンのぶどう畑の所は、おとめが若者の浮気心を心配して、自分の貞操さを誇示しているとのこと。
「声を聞かせておくれ」と若者が言うところは霊的解釈では天の花婿であるキリストが信徒の祈りの声を聞きたいと願っていることを示唆しているとのことです。そして「急いで来てください」は「主イエスよ、来てください」という信徒の祈りに通じています。
聖書要約
あなたが兄弟だったらいいのに。そしたら外であなたに口付けしているのを見られてもとがめられないでしょうに。あなたを実家にお連れしたい。そこでおいしい飲み物を差し上げたいのです。愛する人の左の手が私の頭の下にあり、右の手でしっかりと抱きしめてくださるといいのに。エルサレムの娘たち、どうか私たちの愛を揺り起したり、かき立てたりしないと誓ってくださいな。
合唱
愛する人に寄りかかって砂漠から上ってくる人は誰でしょう。
おとめの歌
あなたの生まれ故郷にあるリンゴの木の下は、私があなたをお誘いして初めて愛し合ったところです。
私をあなたの心に刻みつけて片時も忘れないでください。愛は死のように強く、ねたみは地獄のように残忍です。その炎は神の炎。どんなに水をかけても消えません。洪水が押し寄せても押し流すことはできません。どんなにお金を積まれても差し出すことはできません。
合唱
私の妹はまだ乳房もないような幼さです。求婚されたらどうしましょう。それなら城壁を固めて妹を守りましょう。
おとめの歌
私はもうすっかり成熟した女性です。愛する人の愛に充分お応えすることができますわ。
合唱
ソロモンは広大なぶどう畑を持っていて人に小作をさせて銀一千を小作料として取っておられます。私はブドウ園からの収穫の内、銀一千をあなたに、銀200を番人に払うつもりです。
若者の歌
園に座っているおとめよ。みんなあなたの声を聞くのを楽しみにしている。私にも聞かせておくれ。
おとめの歌
愛するあなた急いで私の所に来てください。誰もいない二人だけの所で愛を確かめ合いたいのです。