申命記23章 「会衆に加えられる」

「隣人の麦畑の中に入ったとき、あなたは穂を手で摘んでもよい。しかし、隣人の麦畑で鎌を使ってはならない。」申命記23:26

くぅ~ママのちょっと一言
1節は前章から引き続き姦淫について書かれており、ここでは近親相姦を禁止しています。
会衆に加わることができない人々として、アンモン人とモアブ人も入れられており、理由が書かれています。エドム人はエソウの子孫でヤコブの兄弟の子孫なので、会衆に加わることができました。
同胞との関係について、お腹がすいている人がいたら、心から差し出し、利子など考えずにお金を用立てしなさいと書かれています。畑のものを食べたとしても、目くじら立てて泥棒扱いしなくてもいいということです。但し、畑の中で食べるのはいいですが、刈り取ったり籠に入れて持ち帰ってはいけないと書かれています。日本の道徳、法律とは少し違います。世界の人々とそのような心でつながることができた時に本当の平和が訪れるのかもしれません。

聖書要約
父の妻と結婚してはいけません。
会衆に加わる資格
睾丸のつぶれた者、陰茎をきりとられた者、外国人は聖所にはいれません。またアモン人とモアブ人はエジプトを出たときにイスラエルの民を助けてくれてなかったばかりかバラムに呪わせようとした民なので決して会衆に加わる事はできませんでした。あなた方の兄弟であるエドム人とあなたがたが寄留して共に暮らしていたエジプト人の孫達からは聖所に入ることができるとのこと。
陣営を清く保つこと
戦いのために陣を張るとき、陣営の中は神が歩まれるところなので清く保たなければなりません。夢精した者は汚れがなくなる夕方までは中にはいれません。用を足す場所も外に設けます
逃亡者の保護
逃亡奴隷は主人に返さずに保護しなければなりませんでした。
神殿で禁じられていること
異教の習慣である、祭儀的売春は男女とも禁じられています。
利子
同胞には利子は取ってはいけません。それは主が民に祝福を与えられる為です。
請願
請願を立てた場合は速やかに行うこと。請願を中止するなら罪を負う事はありませんが、誓った以上必ず行わなければなりません
人の畑のもの
ブドウ畑と麦畑には必要に迫られた時は人の畑でも入って、その場で食べる分だけは食べてもよいのですが、籠に入れたり、鎌を使って刈り取ったりしてはいけません。