サムエル記第二7章 「神が約束してくださったので」

「イスラエルの神、万軍のよ。あなたはこのしもべの耳を開き、『わたしがあなたのために一つの家を建てる』と言われました。それゆえ、このしもべは、この祈りをあなたに祈る勇気を得たのです。」サムエル記第二7:27

くぅ~ママのちょっと一言
ついに神はダビデを用いてイスラエルに平和をもたらせてくださいました。そしてダビデとその子孫に祝福を約束してくださいました。確かにダビデから14代目に神のみ子であるイエスキリストが人としてお生まれになったのですから、なんという祝福でしょう。ゆるぎない王の座と平和の世を得たダビデの次なる願いはこの王朝が長く反映することでしょう。そのことを神の方から約束してくださいました。それに対してダビデは「神がそのように約束してくださったので、私はこの祈りをささげる勇気を得ました。」と祈ります。ややもすれば願い事ばかりの祈りをしがちですが、神のみ心に合わせた祈りをおささげするために、まずは静まって神のみ声を聞くことが出来ますように…

聖書要約
ナタンの預言
神はついにイスラエルに平和をもたらしてくださいました。ダビデは預言者ナタンを呼んで「私はこんなに立派な宮殿に住んでいるのに、神の箱はまだ天幕の中に置かれたままだ」と言いました。王の思うようになさるようにと進言します。しかしその夜、ナタンに神の言葉が臨みます。それは神に神殿は必要がないこととダビデとその子孫を祝福すると言われたのです。すなわち「神は羊を飼う者であったダビデを指導者として選び出し、敵をことごとく断って下さり、大いなる名声を与えてくださいました。神はダビデと共におられ、平安を与え、子孫に後を継がせてくださいます。その者が神殿を建て、王国は永遠に続くでしょう。しかし彼が罪を犯せば人の手によって彼を懲らしめることになります。しかしわたしの慈しみを取り去る事はありません。あなたの王座はとこしえに堅く据えられます。」とのことでした。
ダビデ王の祈り
ダビデは天幕に入って神のみ前に座し祈りました。「神さま、取るに足らないようなこの私を、どうしてこれほどまでに祝福してくださるのでしょうか。神様はいつも約束を果たしてくださいます。また神様はみ心のままにすべてを行われます。なんと偉大なお方でしょう。どうかダビデ王朝をお立てになる時、永遠に神のみ名が崇められますように。神がしもべを永遠に続く王としてお立てくださいましたので、私はこの祈りをささげる勇気を得ました。このしもべとその家をいつまでも祝福してください。この王朝が神のみ前に長らえますように。」