サムエル記第二17章 「主が定められた」

「これは、アブサロムにわざわいをもたらそうとして、がアヒトフェルのすぐれた助言を打ち破ろうと定めておられたからである。」サムエル記第二17:14

くぅ~ママのちょっと一言
フシャイの進言により、アブサロムはアヒフトフェルの意見を退けました。ダビデが望んでいたとおりになりました。聖書には神が働かれたからだと書かれています。
ダビデはきっと「神が働いてくださるように」と祈ったことでしょう。自分の努力の範囲以外のことは神にお任せすることです!そしてそのように祈った結果であれば、たとえ自分の思いと違っていても受け入れることができます。なぜなら神は私たちに最善のことを用意してくださっているのですから。「わたしは、あなたたちのために立てた計画をよく心に留めている、と主は言われる。それは平和の計画であって、災いの計画ではない、将来と希望を与えるものである。」エレミア29:11~14

聖書要約
アヒフトフェルはアブサロム王にダビデが疲れているところを襲ったらどうかと奇襲作戦を提案しました。長老全員がその計画に賛成しましたが、フシャイの意見も聞いてみることになりました。フシャイはその意見に反対し、全イスラエルを集結してアブサロム自らも戦う総力作戦を提案しました。誰もがフシャイの意見のほうが優れていると思いました。アヒフトフェルの良策が捨てられたのは、神がアブサロムに災いが下るようにされたからでした。さてフシャイはこのことをヨナタンとアヒマアツを通してダビデに伝えようとしました。今夜中にヨルダン川を渡ってしまわれるようにと。ダビデの下に行こうとする彼らの行動はアブサロムに知られてしまいますが、ある家の井戸に匿ってもらい、無事任務を果たします。そしてダビデはその夜ヨルダン川を渡り終えたのです。アヒフトフェルは自分の意見が退けられたことで、故郷に帰って首をつって死にました。
会戦の準備
ダビデがマハナイムについた頃、アブサロムはヨルダン川を渡ることが出来ました。ダビデ軍の指揮官はヨアブの代わりに、ヨアブの従弟のマアサが務めました。マハナイムについたダビデを暖かく出迎えたのはショビ、マキル、バルジライの3名でした。寝具や調理器具、食べ物などを持って来てくれたのです。