エズラ記4章 「聖なる仕事」
「私たちの神のために宮を建てることは、あなたがたにではなく、私たちに属する事柄です。」エズラ記4:3
くぅ~ママのちょっと一言
元々そこにいた住人達は好意的に建築に関わらせて欲しいと言う意思表示をしたのだと思います。しかしそれが拒否されると、全く悪意を持った行動に変わったのです。この世の悪なる力はクリスチャンを神から離す事にやっきになっているという表現を聞いたことがあります。時には優しく友好的に、また時には激しく攻撃的に。まさしくそのような誘惑にユダの民はあったのです。神の神殿を建築するのに異教徒の民の協力を受けるわけにいきません。「この世と調子を合わせてはいけません」(ローマの信徒への手紙12:2)のみ言葉のように、この世の基準や損得で考えるのではなく、神が喜ばれることが何かを常に考えて、悪なる力に引っ張られないようにしなければならないと思います。特に神のご用をする時には悪なる力に要注意です。
聖書要約
工事の中断
ユダやベニヤミン以外の住民たちが、捕囚から帰ってきた民達が神殿の工事をしているのを見て「建築を手伝わせてください」と言ってきました。しかし彼らは「これは主から私たちに託されたことで、キュロス王からも命じられたことですから、私たちだけで建築します」と断りました。するとその住民たちはキュロス王に偽りの報告をしたり、議官を買収したりして工事の邪魔をしてきたのです。
アルタクセルクセス王への書簡
やがてアルタクセルクセス王が即位すると住民はエルサレムの人たちに対する告訴状を書き送りました。それは彼らが反逆の心で悪意を持って都を再建していることや、もし完成した時には年貢などを納めずに王に損害をあたえるであろうと言うことが書かれていました。
それを読んだ王は工事中止の命令を下します。それはダレイオス王の治世2年まで及びました。