ネヘミヤ記2章 「御手が守ってくださったので」

「わが神の恵みの御手が私の上にあったので、王はそれをかなえてくださった。」ネヘミヤ記2:8

くぅ~ママのちょっと一言
ネヘミヤは王の献酌官としていつも明るく働いていたのでしょう。しかしエルサレムから来た客に荒廃したエルサレムのことを聞いてから表情が暗くなってしまったのです。そのことに王が気付いてネヘミヤに問うたことがエルサレムの城壁の再建への第1歩でした。日頃の行いは大切だと思います。誠実に、笑顔で仕事に励んでいたからこそ、ネヘミヤの異変を王は気付き、願うことをかなえようと思ったのでしょう。もちろんそれは神がそのようにされた事はいうまでもありません。神は忠実に仕える者に不思議なみ業をなさいます。私たちの心からの祈りや奉仕にもきっと神は不思議な力をもって応えて下さることでしょう。

聖書要約
ネヘミヤのエルサレム旅行
4ヶ月ほど経った4月のある日、ネヘミヤが王にぶどう酒をついでいる時に王がネヘミヤに言いました「なぜそんなに暗い表情をしているのか」と。ネヘミヤはこれまで王の前で暗い表情をすることはありませんでした。ネヘミヤは「先祖の町が荒廃して、城門は火で焼かれたままなのです」と答えました。そして王から望んでいることを聞かれたので町を再建しに行きたいと言いました。王の答えが好意的でしたので、ネヘミヤはさらにユーフラテスの西方の長官に通過許可書と、王室の森林管理人にも再建と自分の住まいのための木材を提供してくださるように書状を書いていただきたいと願い出たのです。神のお恵みでそれらの願いがかないました。こうしてネヘミヤはエルサレムに向かったのです。王はネヘミヤに警護の将校と騎兵をつけ身の安全を守られました。ユーフラテスの西方では王からの証明書を差し出し通過することが出来ました。そこにはこのことを快く思っていなかった者もいました。エルサレムに着いたネヘミヤは3日後、夜こっそりと城壁の様子を見回りました。それは聞きしに優る散々な状態でした。ネヘミヤは人々に呼びかけました。「もう一度エルサレムの城壁を築こうではないか」と。そして主が願いを起こさせてくださったことや、王とのやり取りを話しました。人々はすぐに同意し工事に取り掛かかりました。例の快く思っていない者の嘲笑に対しても、「主が必ず再建させてくださいます。口出ししないで下さい」ときっぱりと言いました。