ヨブ記30章 主よ、お答えください。

「私があなたに向かって叫んでも、あなたはお答えになりません。」ヨブ記30:20

くぅ~ママのちょっと一言
ヨブは幸いを求めて神に忠実に生きてきたのに災いがやってきたと嘆くのでした。ヨブは肉体の苦しさと共に人々に理解されずあざけりの的となっている精神的苦痛を訴えていますが、ヨブの最大の苦痛は何よりも神が答えてくださらないことにあります。
私たちも思い通りにならないことが続いたり、苦痛を取り去ってくださるように祈っても改善されないとき、また人生の危機に直面した時にこのヨブと同じ気持ちになるのではないかと思うのです。しかし覚えておきたい事は私の流した涙を主はご存知だということです。私が流した涙のすべてを主は皮袋に入れておられるということです。そして私と同じように神も痛んでくださっているのです。

聖書要約
今は私より若いものが私を馬鹿にする。その若者たちの父親は群れの番犬にも劣るような卑しい者で世間からつまはじきにされていたような者たちなのだ。ところが今は彼らの下品な歌の種にされ、笑い種にされている。彼らは私を忌み嫌うばかりか、私に唾をかけ、したい放題にして私に恥をかかせる。あれほどの繁栄も強風に吹き払われる雲のように消え去ったのだ。私は苦しみ痛みにさいなまれ、皮膚は変わり果て、私は塵芥と同じようになってしまった。
神よ。私がどんなに叫んでもお応えになりません。あなたは冷酷に怒りを向けられます。私はこの苦難から助けてくださるようにあなたにお願いしました。私は困っている人に為に涙を流し、貧しい人に心を痛めた。だから当然幸いが与えられるだろうと思っていたのに、災いが与えられた。光を求めたのに闇が来た。私の心は騒ぎ、休みなくいらだつ。私は大勢の人に助けを求めるがだれも相手にしてくれない。私は山犬やだちょうと同じように思われている。皮膚は黒ずみ、骨は焼けるように痛む。喜びと楽しみの歌は嘆きの声となった。