雅歌1章 あなたの目は鳩のよう


「ああ、あなたは美しい。わが愛する者よ。ああ、あなたは美しい。あなたの目は。」雅歌1:15

くぅ~ママのちょっと一言
ヘブライ語では「歌の歌」と言われ、もっとも素晴らしい歌と言う意味があります。ユダヤ教では過ぎ越しの祭りで朗読されるほど大切にされていたとのこと。
一見、男女の愛を熱烈に歌った恋愛叙情詩のような形態をしていますが、これは神と民、キリストと教会を表した比喩的な表現と解釈されています。またソロモンの歌とされていますが、そうではないという意見も多いのだそうです。

聖書要約
ソロモン王が作った歌はどんな歌にもまして素晴らしいものです。
おとめ「もっと口付けしてください。あなたの愛はぶどう酒より甘く、薫り高い香油のようです。お名前を聞いただけでうっとりしてしまいます。若い娘たちが夢中になるのも当然ですわ。どうかわたしを宮殿に誘ってください」
おとめたち「私たちも一緒に喜びます。ぶどう酒にも勝るあなたの愛を称えます。人々はみなあなたを慕っております」
おとめ「エルサレムに住むおとめの皆さん。天幕の黒いテントのように私の顔は黒いです。でもきれいでしょう。どうぞそんなに見ないでください。兄弟に叱られてぶどう畑の番をしてて陽に焼けてしまったんですもの。私の愛する方。今日どこにあなたは羊を連れて行かれるのか教えてください。あなたが来られるのを捜しまわらなくていいように。私はずっと側にいたいのです」
おとめたち「誰よりも美しい人よ。群れの足跡をたどっていって、羊飼いのテントを捜しあて、そこであなたの子ヤギに草を食べさせたらいいでしょう」
若者「愛する人よ。あなたは王の車を引く馬のようだ。頬にたれる髪、首飾りもなんて愛らしい。君のために銀と金で飾りを作ってあげよう」
おとめ「私の付けている香水の香りはあなたを宴の席に誘います。あなたは私の乳房の間につけている匂い袋、いい香りのする花束のようです。」
若者「恋人よ。あなたは美しく、その目は鳩のようです」
おとめ「美しいのはあなただわ。あなたは私の喜び。あなたの休まれる場所はレバノン杉や糸杉で作られて、緑の茂みのように心地よいです。