イザヤ書29章 陶器が陶工に


「造られた者がそれを造った者に「彼は私を造らなかった」と言い、陶器が陶器師に「彼にはわきまえがない」と言えるだろうか。」イザヤ書29:16

くぅ~ママのちょっと一言
主はアッシリアやバビロンを用いてエルサレムを打たれます。神の民は形式的な宗教儀式を行い、造り主なる神を認めないのです。しかし神は神の民に回復を与えると約束してくださいます。聖書の言葉を信じ、心ある信仰を持ちたいと思います。神はそのような者に神の恵みを見せてくださいます。なんと感謝なことでしょう。

聖書要約
エルサレムの攻城と救い
ああ、ダビデの町、エルサレムよ、あなたはひどい目に遭う。いくら宗教的儀式をしても、信仰が伴わない。私はあなたに重い罰を与える。エルサレムはアリエル(祭壇の炉)、すなわち神の災いで祭壇の上に捧げられる供え物のようになる。私はあなたの敵となり、エルサレムを包囲し攻める。あなた方の声は地中から聞こえる幽霊の声のようにかすかに聞こえるだけとなる。
しかしあなた方を攻めた国々も私が不意に襲いかかり、瞬く間に吹き去られるもみ殻のようになる。神はあなた方をかえりみられるからだ。アリエルに群がっていた国々は勝利の夢は見るがそれは現実とならないのです。それは満腹になった夢を見ても、空腹の者は空腹のままであるのと同じようです。
酔いしれる指導者
神はあなたたちに深い眠りの霊を注がれた。だからあなた方は神のご計画が見えず、理解出来ないのです。酒を飲んで酔ったからではありません。それはまるで封がされた書物のようです、字が読める人は封がしているから読めないといい、字が読めない人も字が読めないと答えるようです。
神は「この民は口で私に近づき、唇で私を敬うが、心はわたしから遠くに離れている。そらで覚えた神の言葉を唱えているにすぎない。だから賢い人の知恵を取り去り、聡明な者の分別を取り去る」と言われます。陰で悪いことを行う人は災いです。彼らは「神はこんなところまで目が届かない」という。陶器師である神は陶器にすぎない人間より偉く、陶器が陶器師に対して、「私はあなたに作られた覚えはない」と言うのでしょうか。
イスラエルの回復
しかししばらくすると、レバノンの荒野は再び、実り豊かな樹木が茂ります。その日聞こえない者が書物の言葉を聞き、見えない者も神のご計画を見ます。苦しんでいる人は神にあって喜び、貧しい人はイスラエルの聖なる方によって喜び踊ります。弱い者いじめはなくなり、悪人は一人残らず滅ぼされます。
だからアブラハムを救われた神は言われます。「私の民は恥をかいたり、恐れたりしません。彼らは私の恵みのみ業を見て、私の御名を畏れる。道を踏み外していた者は真理を知るようになり、不平を言っていた者は主の教えを語るようになります」と。