イザヤ書47章 呪文やまじないは無駄


「あなたがどんなに多く呪術を行っても、どんなに呪文の力が強くとも、これらは突然あなたを見舞う。」イザヤ書47:9

助産師永原のちょっと一言
バビロンが世界の一大勢力になる理由と崩壊した理由が書かれています。そのどちらもが神の手によるものなのです。崩壊した理由はバビロンが捕囚の民となったイスラエルに憐れみをかけなかったことと、いつまでも繁栄が続くと自らの「終わりの時」を見ていなかったことにあります。偶像や占いの無力さを嘲笑しています。それは主なる神を認めなかった者の姿です。
但しこの預言はバビロンがまだ世界の表舞台に上がる前、アッシリアの勢力がイスラエルを圧迫していたころにすでに告げられていたと言うことは驚きです。歴史の支配者なる神を認めて生きることの大切さを思うのです。それは「終わりの時」に神のみ前に立ち、神を認めて謙遜に生きたかどうかを問われることを考えて生きるかどうかということなのだと思います。

聖書要約
グッドバビロンの陥落
一度も負けたことがないおとめバビロンよ。王座から下りてきて地に座り、奴隷のようにベールを脱いで石臼をひき、衣をたくしあげてすねをあらわにするようになる。私はバビロンを報復する、私は贖い主、万軍の主、イスラエルの聖なる神である。
バビロンよ、黙って暗がりで座りなさい。二度と諸国の女王と呼ばれることはない。私はイスラエルを懲らしめるためにあなた方の手に渡した、しかしあなた方はイスラエルに憐れみをかけるどころか老人にまで重い荷物を運ばせるようなことまでした。いつまでも世界の女王として君臨すると思っていた。快楽にひたり、わたしはやもめになることも、子を失うようなこともないと思っていたが、その二つのことが同時にやってくる。どんなに呪文を唱えても無駄だ。バビロンの知恵と知識が自分こそが神であると言わせた。しかし災いが起こってもそれを払いのけることはできない。預言者、占い師たちの助言が返って混乱になる。火がつけば枯れ草が燃えるような役立に立たない彼らは頼りになるはずがない。あなたを救える者はひとりもいないのだ。