エレミヤ書44章 原因の二面性


私たちは、私たちの口から出たことばをみな必ず行って、…天の女王に犠牲を供え、それに注ぎのぶどう酒を注ぎたい。」エレミヤ書44:17

くぅ~ママちょっと一言
エジプトに移った人たちは「天の女王」に香を炊きました。今の災いは「天の女王」に香を炊かなくなったから起こったと言うのです。一つの出来事の原因を考える時に立場によって考えは様々で、エジプトに渡った民たちとエレミヤのように真逆の考えもあるのです。
自分の意に反することが起こった時に原因をどのように考え、どのような行動をとるかでその後の展開は替わってくるでしょう。そしてその積み重ねで人生は大きく変わっていくのだと思います。選択を誤らないようにしなければならないと思います。

聖書要約
エジプトの北部、南部に住むユダヤ人に対して神の言葉がエレミヤに臨みました。「エルサレムとユダに下した災いをあなたたちは見た。何度も悪から離れ、神のもとに立ち返るように警告したのに、あなたたちは従わなかったので町は廃墟となった。ユダから逃れてエジプトに来たあなた方もなぜ好んで自分のいのちを絶とうとしているのか。偶像を拝み、神の怒りを招いたので、あなた方は剣と飢饉と疫病で死ぬ。ここに来たことを悔いる一握りの者のほかはすべて神の怒りから逃げることはできない」と。
そこに居合わせた、妻たちが異教の神に香を炊いていることを知っている男たちがエレミヤに言い返しました「そんな偽の預言には同意できません。先祖がしていたように私たちも「天の女王」に礼拝を捧げたいのです。香を炊くのをやめてからというもの、災い続きです。」女たちも「私たちは夫に相談して「天の女王」に香を炊き、その像をかたどったパンを焼いたのです」と反論しました。
エレミヤはそれでも引きさがらず、すべての者に向かって言いました。「今日のように災いが起こったのは、神が与えてくださった律法に従わず、神に背いたからです。あなたたちが「天の女王」に香を炊きたければそうするがいい。神はあなたたちに災いを下されるでしょう。ゼデキヤがバビロンの王の手に渡されたように、あなたたちは頼ろうとしたエジプトの王にあなた方のいのちを渡すでしょう。」