ダニエル書5章 命と行動を握っておられる神


「だが、あなたの命と行動の一切を手中に握っておられる神を畏れ敬おうとはなさらない」ダニエル書5:23

くぅ~ママのちょっと一言
神はバビロンを用いて、イスラエルや諸国を裁かれました。しかしバビロンは神を畏れず、エルサレム神殿から奪ってきた祭具で偶像の神々の宴会で酒を飲むという傲慢な振る舞いをしたので、神はバビロンを打たれます。ネブカドネツァルの子であるベルシャツァル王は父が神にどう取り扱われたかを見たのですから、それに習わなければならなかったのです。
人間とはなんと罪深いかと思います。ちょっとうまくいくと自分が何者かでもあるように大きな心になってしまいます。うまく事が運んだのには神のご配慮があったことにいつも心を向けて感謝したいと思うのです。

聖書要約
壁に字を書く指の幻
ベルシャツァル王は千人の貴族を招いて宴会を催しました。王は父ネブカドネツァルがエルサレムの神殿から奪ってきた金銀の祭具を取り出して、それで酒を酌み交わしながら、偶像の神々を褒め称えたのです。すると突然、人の手の指が現れて、燭台に照らされている白塗りの壁に文字を書いたのです。王は恐ろしさのあまり蒼白になり、腰が抜け、膝が震えました。王は叫んでその文字を解き明かすことのできる者を呼ぶように命じました。文字の意味を解き明かすことが出来たら、王室の栄誉を表す紫の衣を着せ、金の鎖を首にかけ、国の第3の支配者にしようと言いました。しかし誰一人として文字の意味が分かる者はいません。王は益々恐怖に怯えましたが、王の母が駆けつけてきて、父が王であった時に素晴らしい働きをした、神の霊が宿っている者がいることを教えました。そこでダニエルが呼ばれたのです。ダニエルは王に言いました。「王からの褒美は不要です。誰かほかの者に与えてください。しかし王のために解き明かしましょう。神はあなたの父に王国と威光をお与えになりましたが、傲慢になったお父上を神さまは罰せられました。お父上がいと高き神こそが人間の王国を支配し、御胸のままに王を立てられることを悟った時に王座が再び与えられました。あなたはそのことをご存じであるにも関わらず、偶像を称え、あなたの命と行動の一切を手中に握っておられる神を畏れ敬おうとはなされない。だから神は文字を書かれたのです。文字の意味を教えましょう。「メネ」は神はあなたの治世を数えられ、それが終わったということ。そして「テケル」あなたは神の秤にかけられてその審査に落ちたと言うこと。また「バルシン」はメディアとペルシャに国が分割されると言う意味です。それを聞いた王はダニエルに紫の衣を与え、国の第3の支配者としたのですが、その夜王は殺されたのです。