アモス書7章 預言者の使命


「そこでパンを食べ、その地で預言するがよい。」アモス書7:12

くぅ~ママのちょっと一言
アモスが見た5つの幻の内3つが書かれています。そしてイスラエルを襲う災難はもはや避けることはできないと主は決断されます。そのように預言するアモスに対して、祭司アマツヤは軽くあしらいます。職業的な預言者は預言することで収入を得ていたので、アマツヤはここで商売をするなと追い払ったのです。しかしアモスは糧を得るために預言しているのではなく、主に命じられるままに預言していると言い返します。祭司でありながらアマツヤの発言はアモスに比べてあまりにも俗的と言わざるをえません。
私たちはアマツヤ同様、世俗の中で生きており、人間的な発想で物事を見がちですが、神の側に立って考えることが大切なのではないかと思います。

聖書要約
グッド第一の幻
主なる神は私にこんな幻を見せてくださいました。最初の作物を王に収めた後に続いて収穫する穀物をいなごの大軍が食いつくすのです。アモスは「こんな災難に遭ったら、小さな民である私たちはひとたまりもありません。どうぞお許しください」と言いました。主は思いなおされました。
グッド第二の幻
主なる神は次にこんな幻をみせてくださいました。審判の火で畑を焼き尽くされたのです。アモスは同様に主に思いとどまってくださるように言いますと、主はそのようにしてくださいました。
グッド第三の幻
主なる神は今度は城壁の上に立って、重りをつけた糸を垂らして、イスラエルの義を測っておられました。主は民の義が真っすぐでないことを確かめ、「もう罰することを控えることはできない。ヤロブアム王家を打ち倒す」と言われたのです。
グッドアモスと祭司アマツヤ
ベテルの祭司アマツヤは王に「アモスは謀反人です。陛下は殺され、民は奴隷として遠い国に連れて行かれると預言しています」と言いました。
そしてアモスに向かって言いました。「ここから出ていけ。ユダに帰って預言して生計を立てよ。神殿のあるベテルで二度と預言するな。」と。アモスは答えました。「私は預言者ではありません。ただの羊飼いで、いちじく桑を栽培している者にすぎません。ところが神が私に現れて『私の民であるイスラエルの人々に預言せよ』とお命じになったのです。不利な預言はするなとのことですが、神のお応えはこうです「アマツヤよ、お前は私に邪魔立てをしたので、前の妻は敵の兵士により辱めを受け、子孫は剣に倒れ、土地は分割され、お前は異教の地で死ぬ。イスラエルの民は捕えられて、捕囚の民となる」と。