オバデヤ書 裁かれたエドム
「エサウの家には生き残る者がいなくなる。」オバデヤ書1:18
くぅ~ママのちょっと一言
オバデヤという名前には「主のしもべ」という意味があるとのこと。オバデヤの詳細はわかっていません。オバデヤはエドムが裁かれることを預言します。裁きの理由は兄弟のイスラエルを助けなかったばかりか敵となったことです。エドムはイサクの双子の子どもの長男エソウの子孫で、二男ヤコブの子孫がイスラエルです。エソウは大切な長子の特権をヤコブに軽率に譲ったことからイスラエルの歴史はヤコブの直系に移ります。そしてここにきてエソウの子孫は歴史から消えていきます。イスラエルも神に裁かれますが、神の憐れみによって残りの者が回復されます。神に裁かれるべき罪人の私たちも、神の憐れみであるイエス様の十字架の下にひれ伏すことで神さまとの関係を回復する道が与えられています。。
聖書要約
エドムの傲慢と滅亡
神は幻によってエドムにこれから起こることをオバデヤに知らせました。神は諸国に命じてエドムを滅ぼすようにお命じにります。神は言われます。「エドムよ、私はあなたを刻んで最も小さい国とし、物笑いの種にする」と。「あなた方は高い断崖に住んで高慢になっている。あなた方が鷲のように高く飛んでも、星の間に巣をつくっても、私はあなた方を引きずり下ろす。夜中に強盗に襲われる方ましです。根こそぎとるようなことをしないでしょうから。ぶどう畑泥棒の方がまだましです。落ちた実だけは残るでしょうから。しかしあなた方はしらみつぶしに捜され、全て取り上げられるのです。
同盟国が次々と反旗を翻すしますが、それに対して、あなた方の反撃はことごとく失敗に終わります。神がエドム中の賢者を愚かにされたからです。
どうしてこのような目に遭うのでしょう。それはイスラエルが窮地に立たされた時、知らん顔をし、イスラエルの敵にように振る舞ったからです。あなた方はイスラエルが捕囚の民として連れ去られる時、ほくそ笑んだではないですか。それどころかイスラエルの災難に乗じてイスラエルに押し入り略奪し私腹を肥やしました。また十字路に立って、逃げる者を剣にかけました。イスラエルにしたこれらのことが自分に返ってきます。あなたたちへの刑罰は決まっており、あなた方は歴史から消えていくのです。
しかしイスラエルの民は再びエルサレム所有し、そこは避難所となります。エドムは火が放たれ、そこには誰も残りません。
イスラエルの回復
イスラエルはエドムをくまなく支配します。その時神が王となられます。