ナホム書1章 熱情の神
「主はねたんで復讐する神。主は復讐し、憤る方。」ナホム書1:2
くぅ~ママのちょっと一言
神がアッシリアの滅亡の預言をするようにとナホムに告げられます。アッシリアはBC722年に北王国イスラエルを滅ぼし、南王国ユダにも勢力を伸ばそうとします。アッシリアの最盛期にあって、傲慢に振る舞うアッシリアに対して、ナホムは滅亡を預言するのです。考古学的発掘からニネベの洪水が滅びの要因になったことが証明されているようです。しかしそれをされたのは神であることを、ナホムはずっと以前に預言しているのです。聖書は人々がどうしたら幸せに豊かに生きていくことができるかが書かれています。もし人々が聖書の教えからかけ離れた生活をしていたとしたら、そのことを知らせるのがクリスチャンの務めと言えるでしょう。
聖書要約
神はエルコシュに住むナホムに、アッシリアの首都ニネベに降りかかる幻をお示しになりました。
神の怒り
神はねたむほどに自分の民を愛しておられます。だからその民を痛めつける者を報復します。神は忍耐をもって状況をみておられますが、ひとたび怒りを発せられたら、徹底的に滅ぼされます。台風や暴風がおこり、自然が破壊され、大地が崩れ落ちて住民は滅ぼされます。だれが憤りに燃える神のみ前に立つことが出来るでしょうか。神は私たちが困った時に身を寄せる場所です。神に信頼する者を神はご存知です。しかしその敵を洪水で一掃されます。ニネベの町よ、あなた方は神に対して何をもくろんでいるのですか。神はあなた方を滅ぼし尽くし、乾いた藁のように焼き尽くされます。このように神に刃向かうあなた方は何者ですか。あなた方がどんなに軍事力があったとしても私はあなた方を滅ぼします。私の民よ、あなた方をアッシリアの奴隷のくびびきから解放します。アッシリア王朝は終わります。