ゼカリヤ書11章 わが契約


「私は、自分の杖、「慈愛」の杖を取って折った。私が諸国の民すべてと結んだ、私の契約を破棄するためであった。」ゼカリヤ書11:10

助産師永原のちょっと一言
私には難解な章です。神から遣わされた指導者を拒否した民に悪い指導者を与えると告げられています。世の中の混沌の原因はまずは主に対して罪を犯したこと、そして良い指導者であるキリストを拒否したことにあると言えます。しかし主の愛はそこから私たちを救いへと導いてくださるのです。

聖書要約
レバノンよ、扉を開け、審判が下されるから。レバノン杉が焼かれるようにあなた方は滅ぼされる。パシャンよ、泣き叫べ、人を寄せ付けなかったような森の木まで倒されるから。ヨルダンの密林も荒れ果てた。悪が暴かれて富を失ったイスラエルの指導者の悲痛な叫び声が聞こえる。
グッド悪い羊飼い
それから主は語られました。「滅びに定められた羊を飼いなさい」と。この羊は私の民を表している。指導者は容赦なく私の民を売り飛ばし、富を得た。そして羊を憐れまない。私も民を憐れまず、邪悪な指導者の手に渡す。敵が襲ってきても、私は救わない。
私は羊を飼うために2本の杖を買った。1本は「好意」もう1本は「一致」と名付けた。しかし次々と3人の悪質な羊飼いを追い出した。そればかりでなく、羊である民たちにも我慢できなくなった。民も私を嫌った。もうあなた方の羊飼いをするのはまっぴらだ。私は「好意」という杖を折り、諸国の民と結んだ契約を破棄した。羊を売り買いする商人はそれを見て、私の行為が主から出たものであることを悟った。私は彼らに言った。「よかったら、私に見合った賃金を払いなさい」と。彼らが私に払った賃金はたった30シュケルでした。それをさい銭箱に投げ入れ、もう1本の「一致」という杖も折り、ユダとイスラエルの兄弟関係も無効にした。主はさらに私に言われた。「愚かな羊飼いのようになれ」と。羊の世話は何一つせず、肥えた羊を食べるために引き裂くことしかしない。このような役立たずの羊飼いは呪われよ。主の剣によって腕は使えなくなり、右目は見えなくなる。