ルカによる福音書2章 イエスの誕生と成長


イエスは神と人とにいつくしまれ、知恵が増し加わり、背たけも伸びていった。」ルカ2:52

くぅ~ママのちょっと一言
世界で初めてのクリスマスの様子が書かれています。イエスがお生まれになったのはユダヤのベツレヘムの家畜小屋。お祝いに駆けつけたのは、当時、最も貧しい羊飼い達でした。誕生したイエスは冷たい石の飼い葉おけに寝かされます。ふかふかのベッドではなかったのです。しかしこの飼い葉おけが羊飼いたちが救い主イエスを捜す目印となりました。またこのイエスのベッドになった飼い葉おけは、私達の寂しく、冷たい心を表しているようです。イエスはそのような私達の心の中に暖かい光を灯すためにお生まれになられたのです。
イエスの少年時代の記録はほとんどなく、この誕生のいきさつと、きよめの奉げものをした神殿の記録、12歳の時の事件だけです。イエスの少年時代の記録の最後に「イエスは知恵が増し、背丈も伸び、神と人とに愛された。」とあります。子どもの成長を願って、あれこれ考えますが、「神と人に愛される人」に成長することがなによりも大切なことではないかと思います。

聖書要約
グッドイエス様の誕生
皇帝アウグストゥスから全領土の住民に、登録せよとの勅令がでたため、ヨセフとマリアは、ベツレヘムに登録のため出かけることになりました。そこでマリアは月が満ちて出産し、その子を布にくるんで飼い葉おけに寝かせました。登録のために集まってきた人たちのために泊る宿がなかったのです。
グッド羊飼いと天使
羊飼いたちが野原で羊の番をしていると、突如天使が現れて、救い主の誕生を告げました。「今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。その方こそ主メシアである。あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである」と。すると突然天使に天の軍勢が加わり、神を讃美しました。「いと高きところには栄光神にあれ、地には平和、御心に適う人にあれ。」と。羊飼い達は主が知らせてくださった出来事を見ようと出かけて行き、飼い葉おけに寝かせてある乳飲み子を探しあてて、礼拝をささげました。8日目の割礼の日に幼子はイエスと名付けられました。
グッド神殿でささげられる
ヨセフとマリアは律法に定めに従って、誕生40日目にきよめのいけにえを奉げに、神殿に行きました。神殿では救い主の降誕を長い間待っていたシメオに出会います。シメオンは「わたしはこの目であなたの救い主を見ました。この方は全ての国民を照らす光、あなたの民イスラエルの光栄です」と言い、イエスの生涯を予告します。同じく救い主の来られるのを待ちわびていたアンナはイエスを見て、人々にメシアが来られたことを告げました。
グッドナザレに帰る
その後ヨセフとマリアは幼子イエスを連れてナザレに帰っていきました。
グッド神殿での少年イエス
イエスの両親は毎年過越の祭りには欠かさずエルサレムに行きました。イエスが12歳の時のことです。祭りが終わり帰路について1日経ったときに、両親は一行の中にイエスいないことに気がつきました。イエスを探しながら、エルサレムに戻ってみると、イエスは神殿で学者達を相手に話をしていました。「心配したのですよ」というマリアに、イエスは「私が父の家にいることが分からなかったのですか」と言われました。神殿を「父の家」と言ったイエスの言葉の意味を両親はわかりませんでした。その後ナザレに帰り、イエスは両親に仕えて暮らされました。母はこれらすべてのことを心に留めました。「イエスは知恵が増し、背丈も伸び、神と人とに愛されて成長されました。」