使徒言行録3章 イエスの名によって


銀は私にはない。しかし、私にあるものをあげよう。ナザレのイエス・キリストの名によって立ち上がり、歩きなさい。」使徒3:6

くぅ~ママのちょっと一言
旧約聖書のイザヤ書35章6節で「そのとき、歩けなかった人が鹿のように躍り上がる」と預言されていますが、まさに「そのとき」がやってきたのです。「美しい門」の外で座っている人生ではなく、イエスの名を信じて、神を讃美して小躍りながら、門の中に入っていく人生でありたいと思います。
この男の癒しをとおしてペテロは、集まった群衆に、悪から離れ、神の祝福に入るように語りかけました。あなた方は無知だったために罪を犯してしまったのだから、悔い改めなさいと。それはイエスが十字架の上で「父よ、彼らを赦して下さい。彼らは何をしているのか分からないのです」という執り成しの祈りに通じます。イエスは今も神にわたしたちを執り成していて下さっています。裁きが来る前に、まだ執り成して頂ける間に、悔い改めて、新しく躍動する人生に変えられたい思います。

聖書要約
ペテロ、足の不自由な男をいやす
ペテロとヨハネが3時の祈りのために神殿にやってきたときのことです。「美しい門」と言うところで足が不自由な為に施しをしている男の人がいました。その男の人にペテロは「私たちを見なさい」と言います。その人は何かもらえると思って二人を見つめていると、ペテロは「私達には金や銀はないが、持っているものをあげよう。ナザレの人イエス・キリストの名によって歩きなさい」と言います。するとその男はくるぶしがしっかりとして立ち上がり、歩いたり踊ったりして、神を讃美しながら、二人についていきました。
ペテロ神殿で説教をする
人々は足の不自由な人に起こったことを見て驚き集まってきました。そこでペテロが語り始めました。
「このような癒しが行われたのは私達の力ではありません。それは人間の業ではなくアブラハム、イサク、ヤコブの神がイスラエルの人々(あなた方)が拒否し、殺したイエスに栄光をお与えになったからです。あなた方は命の導き手であるイエスを十字架にかけてしまいました。しかし神はイエスを死者の中から復活させて下さいました。わたしたちはこのことの証人です。イエスの名前の力でこの人は治ったのです。そのようなお方をあなたがたは十字架に架けてしまったのです。でもあなた方は無知であったからこのようなことをしてしまったのです。またこのことは預言の成就でもあるのです。だから悔い改めることで赦されるのです。全てを新しくする恵みの時にもう一度イエスをお遣わし下さいます。モーセが『神はやがてわたしのような預言者をおこされる。その方の言うことを聞かない者は必ず滅ぼされる』と言われたではないですか。サムエルをはじめ預言者はこの時のことを預言しているのです。あなた方は神が契約を結んで下さった民の子孫です。だから御子をあなたがたに遣わし、復活させられたのです。それはあなた方を祝福にあずからせるためです」と語ったのです。