使徒の働き13章 パウロの第1回目の伝道旅行


「彼らが主を礼拝し、断食していると、聖霊が「さあ、わたしのためにバルナバとサウロを聖別して、わたしが召した働きに就かせなさい」と言われた。」使徒13:2

くぅ~ママのちょっと一言
ここからはサウロの伝道旅行の記述が続きます。まずキプロス島のサラミスのユダヤ人の会堂で神の言葉を語りましたが、そこはバルナバの生まれ故郷です。この9節からサウロはユダヤ人としての呼び名からローマ市民としての呼び名パウロと書かれています。彼らが伝道旅行で赴いた地で次々と教会が建て上げられていったのですが、その教会にあててパウロが書いた手紙を、私達は新約聖書として読んでいるのです。その伝道旅行は教会員の熱心な祈りに聖霊の力が働かれたことがスタートでした。
パウロとは比べものにはなりませんが、私も神から「~しなさい」とか「行きなさい」などの迫りを受けることがあります。それは早朝何の脈絡もなく、突拍子もないことが頭をよぎり目を覚まし、そのことに心が捉われてしまうというような形でやってきます。そのような時、その迫りが神さまのものか、自分の勝手な思いかを見極めなければならないと思います。まず、自分の利益でなく、他の人にとっての利益であるか、弱い立場の者が守られることであるか、そしてそれをすることで、心に平安があるかなどを目安にするといいのではないかと思っています。また不思議なことに自然と道が開けたり、、何らかの手助けがあったりすると、これはみ心(神さまのご計画)だと確信して前に進むことが出来るように思います。主の声を聞き漏らさず、主の導きを求めて、主のご用を行うものでありたいです。

聖書要約
グッドバルナバとサウロ、宣教旅行に出発する
アンティオケの教会ではバルナバ、シメオン(黒人)、ルキオ(キレネ人)、マナエン(領主ヘロデの父兄弟)、サウロなどがいました。彼らが断食して祈っている時に、彼らの内に聖霊が働かれ、バルナバとサウロが伝道旅行に使わされることになりました。
グッドキプロスの宣教
まずキプロス島のサラミスに行き、ユダヤ人の会堂で神の言葉を語りました。二人はヨハネ(マルコ)を連れて行きました。島をめぐっているバルイエスという名の偽預言者に会いました。彼が懇意にしていた地方総督が、サウロ達を招いて話を聞こうとしました。しかしエリマと言う魔術師が総督が信仰をもつのを邪魔しようとします。パウロとも呼ばれていたサウロは聖霊に満たされて魔術師エリマの目を見えなくしました。これらの出来事を目の当たりにした総督は神を信じ、神の教えの偉大さに驚きました。
グッドビシディア州のアンティオキアで
パウロ一行は舟でペルゲに着きました。ユダヤ人の会堂に入ったパウロは、求められて説教をしました。「アブラハムの子孫のみなさん、また神を畏れるみなさん聞いて下さい。イスラエルの神は私たちの先祖を選び出して下さいました。そして奴隷の地、エジプトから導き出し、荒野での40年間を養って下さいました。そして約束の地カナンを与えて下さいました。サムエルの時代まで士師を任命してくださり国の秩序が守られました。民が王を願ったので、神はサウル、引き続きダビデを王として与えて下さいました。そのダビデから救い主イエスが誕生しました。ヨハネがそのことを預言したにもかかわらず、民はイエスを十字架につけてしまいました。皮肉にも聖書の預言が実現したのです。しかしイエスはよみがえられたのです。このことを伝えようと私たちはここにやってきたのです。イエスによって罪の赦しが告げられました。そして『あなた方はモーセの律法では義とされなかったのに、(イエスを)信じる者は皆、この方によって義とされるのである』と福音が大胆に語られました。次の日は会場がうめつくされるほど人々が集まり、パウロの言葉に耳を傾けました。このことでユダヤ人はパウロたちをひどくねたみ、町を追い出しました。異邦人はこの福音を喜んで受け入れたのでした。