使徒の働き17章 主を人々にどう紹介するのか


「そこで、あなたがたが知らずに拝んでいるもの、それを教えましょう。」使徒17:23

くぅ~ママのちょっと一言
今回のパウロの説教は人間的に見れば全くの失敗でした。しかし数人のものは救われます。天国の門は狭いとは本当にその通りです。パウロはアテネの人々に分からせようと一生懸命に語ったと思います。新しい好きのアテネの人も興味をもって聞いたのでしょう。しかし大説教家のパウロでも神さまを的確に紹介することが出来ないこともあるのです。いや、語ったパウロのせいではなく、これは聞いた人の問題とも言えます。
私は子どもと話すことが好きです。特に「なんで、なんで」の3歳児との会話は面白いです。数年前のことですが、「なんで」攻撃!に言葉をなくしてしまったことがあります。そしてにっこり笑って○○ちゃんのことが大好きだよ~」って言ったんです。すると○○ちゃんもにっこり!顔中笑顔になり、「なんで攻撃」は終わりました。難しい問答が必要な時もあるかもしれませんが「神さまはあなたの事を愛しておられますよ」沢山の言葉より、この一言で神さまを伝えることが出来ることもあると思うのです。

聖書要約
グッドテサロニケでの騒動
パウロたちが次についた所はマケドニアの首府テサロニケでした。そこでもパウロはユダヤ人の教会で安息日に聖書を(旧約)を持ちて福音を語りました。「メシアは必ず苦しみを受け、死者の中から復活されることになっていた。このメシアが私が皆さんに伝えているイエスなのです」と。かなりの人がそれを聞いて信じましたが、ユダヤ人たちはそれをねたみ、ならず者を使って暴動を起こさせました。パウロたちは首尾よく逃げましたが、パウロ一行を匿ったと言うことで、ヤソンの家の者と数人のクリスチャンが捕らえられました。「イエスと言う別の王がいる」と世間を騒がせたと訴えられたのですが、保証金を払うことで釈放されました。
グッドべレアで
パウロとシラス(おそらくテモテも)はべレアに逃がされました。そこでも同じく福音が語られました。べレアの人々はテサロニケの人々より、すなおに、また熱心に福音に耳を傾け、その通りかどうか熱心に聖書を研究し、多くの人が信仰に入りました。しかしテサロニケのユダヤ人たちがここまで追ってきて民衆を扇動してパウロたちを捕らえようとしました。パウロに付き添ってくれた人はパウロを海路からアテネに逃がしました。パウロは「後に残ったテモテとシラスも早くアテネによこしてください」と、付き添いの人に伝言をして、二人の到着を待つことにしました。
グッドアテネで
アテネは古代ギリシャの地方の首府であり、ギリシャ文化の一大中心都市です。パウロはあまりにも偶像が点在しているのに憤慨します。そして広場で論争をするのでした。その中には快楽主義のエピクロス派の人々や、あらゆるものを神とし、そして禁欲主義のストア派の人たちとも討論したのでした。そこで哲学者達はパウロをアレオパゴス(アレスの丘)に連れて行き、パウロの語る「新しい教え」、「珍しいこと」を聞こうということになりました。パウロはアテネの町で見た「知られざる神に」という神を取り上げて「ではあなたがたが知らずに拝している神について教えましょう」と語り始めました。創造主なる神、命を与えてくださる神、秩序の神、私たちのそば近くにいてくださる神、私たちが木や金や石で作ることの出来ない神、悔い改めを求められる神…パウロはアテネの人たちに主なる神を紹介しました。しかし復活まで話を進めたとき、アテネの人々は全く興味を失います。パウロは嘲笑の中に取り残されます。しかしその中でパウロの話を信じた人もいたのでした。