Ⅰコリント人への手紙3章 成長させて下さる神

「私が植えて、アポロが水を注ぎました。しかし、成長させたのは神です。」Ⅰコリント3:6

くぅ~ママのちょっと一言
「神に従うどころか、自分勝手に振舞っている人たちには、霊に満たされた健全に成長したクリスチャンに語るようには語れないので、幼い子供に対するように優しい言葉を使うしかない」と、パウロの言葉は手厳しいです。パウロはコリントの教会の人々が福音を本当に理解していない証拠として、教会員の間のねたみや争いがある事を指摘します。そして信仰を種に例えて、「植える者」も「水を注ぐ者」も中心的な役割ではなく、成長させてくださる神の手伝いをしているに過ぎないと。6節の「わたしは植え、、アポロは水を注いだ。しかし、成長させてくださったのは神です。」のみことばは子育てをしている者を勇気付けてくれる言葉でもあります。主から託された小さな命。母は自分の24時間をささげて子どもの世話をしますが、育ててくださっているのは神なのです。わたし達はそのお手伝いをしているに過ぎません。神がわが子を守り導いてくださることを祈りながら、子どもの将来を神に委ねることです。子どもの将来までの全責任を担おうなんて思わなくていいのです。

聖書要約
グッド神のために力を合わせて働く
愛する皆さん、わたしは皆さんに信仰生活の面ではまるで乳飲み子に話すように語ってきたのですが、今でも相変わらず、あなた方は幼子に話すような言葉しか使えないよちよち歩きのクリスチャンです。お互いにねたんだり、争いが絶えない様子からは、到底主を信じて歩んでいるものとは思えません。ある人は「私はパウロにつく」とか、ある人は「私はアポロに」などと言って争っているとすれば主を信じて成長しているクリスチャンとは言えません。いったい私たちが何者だというのです。私たちはただ、あなた方を主に導くために主が用いられた主の仕える者に過ぎないのです。わたしは植え、アポロは水を注いだ。しかし成長させてくださったのは神です。大切なのは成長させて下さる神なのです。あなた方はパウロやアポロのものではなく、神の畑、神の建物です。わたしは神から恵みによってどのようにしたらよい建物が建てられるかを教えて頂きました。それは本物の土台、イエスキリストを土台としているかということ。それともう一つはその上に建てられる素材がどのようなものであるかということ。主の裁きの火で燃えてしまうようなものではいけないのです。
あなた方は神の霊が宿る、神の神殿そのものです。神の神殿を汚したり、壊したりする人があれば、神はその人を滅ぼされるでしょう。そしてまた人間の知恵で生きてはいけません。神の知恵を素直に受けて、人間の知恵を誇らないようにしましょう。ヨブ記には「神は知恵をその人を捕えるわなとして用いられる」と書かれており、詩篇にも人間の知恵が如何に愚かで無益かが書かれています。神があなたを助けるために、パウロやアポロやペテロを遣わしてくださいました。そして神は全世界をあなた方の益となるように与えてくださいました。生と死も、現在も未来も全てのものを、あなた方に託されました。そしてそんなあなた方はだれのものでもない、キリストのもの、神のものなのです。