Ⅰコリント人への手紙5章 不道徳な者との交際

「あなたがたの中からその悪い者を除き去りなさい。」Ⅰコリント5:13

くぅ~ママのちょっと一言
パウロはコリントの信徒たちが自分達は霊的に申し分のない状態であると思い上がっている傲慢さを前の章から指摘してきました。特定の人に傾倒して争っていることや、自分達が王座にいるような振る舞いに続き、5章では性的な乱れを指摘します。パウロはコリントの信徒達がそのような罪を認め、へりくだることを求めているのです。
クリスチャンの一つの特徴は自分の罪を自覚する者たちということです。罪と言ってもこの世の法律違反ではなく、神の愛の法律違反の罪です。それは、人を愛すること、人を裁かないこと、人を赦すこと、人と平和に暮らすこと、自らの欲望を認めそれを制すること、これが出来ないのが神の国の法律違反です。もちろんこの世の法律違反も含まれます。そのように考えると自らの罪を自覚せざるをえません。このどうしても付きまとう私たちの罪のためにイエス・キリストは十字架に架かられました。そのイエスキリストを信じ、十字架の前にひれ伏すことによって、罪は赦され、恵の中で生きていくことができるのです。クリスチャンとは罪赦された者としてのどう生きるかが問われている存在ともいえると思います。また罪を犯す者も、キリストにつながる肢体ですが、その罪の部分の痛みを痛みとして感じていないコリントの人々をパウロ痛烈に非難しているのです。

聖書要約
グッド不道徳な人との交際
コリントの教会で性的に極めて憂うべき状態にあると伝え聞きました。父の妻を妻としている者が教会の中にいるというではありませんか。それでも自分達は霊的に申し分がない状態と言えるのですか。そのような者は教会から除名すべきです。わたしは実際皆さんと一緒にいませんが、そのことを話す会議にはわたしは霊において出席します。その人を教会から追放してサタンの手に渡しなさい。悔い改めて、主の日に魂が救われることを願うからです。潔白さを誇るあなたたちが見て見ぬふりをしていることはいけません。こんなことを放任していれば、その影響がやがて全体に及んでしまいます。悪意や不正が混じったパンではなく、真実なパンを食べようではないですか。他に強欲な者、人の者を奪う者、偶像礼拝をする者などとも交際してはいけないとも教えました。ただ、これは教会外の人のことを言っているのではありません。教会内での話なのです。教会以外の人を裁くのは私たちのすることではなく、それをなさるのは神お一人です。あなた方の中の悪い者を取りのぞかなければならないのです。