Ⅰコリント人への手紙12章 キリストの体
「一つの部分が苦しめば、すべての部分がともに苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分がともに喜ぶのです。」Ⅰコリント12:26
くぅ~ママのちょっと一言
パウロは大切な聖霊の働きについてコリントの信徒達に語ります。またそれぞれのクリスチャンに、聖霊が授けてくけてくださった特別な才能について語り、人身体のそれぞれの部分を、教会の信徒一人ひとりに対比させて語ります。
人間の遺伝子の配列を解明するという壮大なプロジェクトで功績を治められた筑波大学の名誉教授の村上和雄先生は「人間は協力し合って生きていくように遺伝子のレベルでプログラムされている」と著書に書かれています。人間は60兆の細胞でできています。その一つ一つが協力し合わないと身体は成り立たないのですから。相補作用によって一つの体が生かされています。そのような内側の協力と共に、人と人との協力も人間に与えられた幸せの生き方です。聖書に書いてあるとおりです。それに反して生きることが悪の支配下で生きるということでしょうし、不幸な生き方なのです。
聖書要約
霊的な賜物
さて皆さん、聖霊があなた方に授けてくださった特別な才能(賜物)について是非知ってほしいのです。あなたたちはクリスチャンになる前は、しゃべることのない偶像を拝んでいたのですが、今は神さまの言葉を語る人たちの中にいます。その人たちが本当に聖霊に導かれているのかどうかを知る方法は「イエスは主である」と告白しているかどうかということをみれば分かります。聖霊の助けがなければは告白する事はできないからです。また聖霊に導かれている者はイエスを呪う事はできません。
神はそれぞれに特別な才能を与えて下さっていますが、それは皆聖霊からでたものです。神への奉仕も色々ですが、皆同じ主に仕えているのです。神さまからの働きかけ、それらは一人ひとり違いますが、与えてくださったのはただ一人の神。私たちは同一の主に仕えているのです。聖霊は教会全体の利益になるように信徒を通して神の力を現してくださるのです。ある人には知恵、またある人には知識、その他信仰、癒す力、奇跡を行う、預言、霊を見分ける、異言を語る、異言の解釈などがそれぞれに与えられています。これらは同じ霊の働きです。
一つの体、多くの部分
体は一つでも多くの部分から体が成り立っているように、教会も一人ひとりの信徒から成っています。一つ一つの部分が大切ですが、特に弱い部分、重要視されない部分がかえって注意深く扱われるように身体は組み合わされています。それはどの部分もが幸せになるため、そしていたわりあうことが出来るためです。「一つの部分が苦しめば、全ての部分が苦しみ、一つの部分が尊ばれれば、すべての部分が共に喜ぶのです。」あなた方はキリストという一つの身体であり、一人ひとりはなくてはならない部分なのです。一つが苦しめば、全てが苦しみ、一つが尊ばれれば全てが喜びます。神はそれぞれにあなたでなくてはならない役割をお与えになられました。使徒、預言者、教師、奇跡を行う者、癒す者、援助する者、管理する者、異言を語る者などです。そして私たちはさらに優る才能を与えられるように神に祈ることが出来るのです。