ヘブル人への手紙13章 イエスと共に歩む人生
「 イエス・キリストは、昨日も今日も、とこしえに変わることがありません。」ヘブル人への手紙13:8
助産師永原のちょっと一言
ヘブライ人への手紙はこの章で終わります。気付かずに旅人をもてなしたというのは、創世記18章に、アブラハムが旅人と思ってもてなした御使い3人ことや、ソドムが滅ぼされる前にロトに現れた御使いを、旅人と思ってもてなしたことを指しています。
また、大祭司がいけにえを殺し、血は聖所に持って入りますが、動物の体は町の外で焼かれます。イエスキリストも町の外で血を流されました。これは私達の罪を取り除くためでした。私達もキリストと苦しみ悲しみを共にする為、人々の関心が集中する町を後にして、町の外に出よう。旧約時代に民が不信仰に陥ったとき、神との交わりの場である天幕は宿営(町)の外に張られました。私達の住まいは天国にあるのですから、絶えず神に対して讃美し、御名をほめたたえよう。神はこのような神に対する奉げ物を喜んでくださるのです。
素晴らしい御言葉も数多く出てきました。そして最後のこの章にも人生を支える御言葉が書かれています。わたしは、決してあなたから離れず、決してあなたを置き去りにはしない。主はわたしの助け手。わたしは恐れない。人はわたしに何ができるだろう。人生には色々なことが起ります。人生の崖っぷちと思われるような場面!また一人寂しくとぼとぼと歩いているような心細い状況が人生に襲ってきた時!万策尽きたと思うようなとき!なぜこのようなことがと抗議したくなるような時!この御言葉を思いだしたいと思います。
聖書要約
神に喜ばれる奉仕
兄弟としていつも愛し合いなさい。旅人を親切にもてなしなさい。天使と気付かずに旅人をもてなした人のように。獄中の人やしいたげられている人を思いやりなさい。結婚とその誓約を大切にしなさい。金銭に執着しないで今あるものに満足しなさい。「わたしは、決してあなたから離れず、決してあなたを置き去りにはしない」と神は約束をされました。だから「主はわたしの助け手。わたしは恐れない。人はわたしに何ができるだろう」と語った先人の指導者たちの信仰を見倣いなさい。イエスキリストは昨日も今日も永遠に変わることがありません。だから色々な異なる教えに惑わされてはいけません。律法の食事の規定を守っても益を受けることはありませんでした。いけにえが宿営の外で焼かれるように、イエスも門の外で苦難に遭われました。私たちも宿営の外に出て神の下に行こうではありませんか。私達の住まいは天国にあるのですから、絶えず神に対して讃美し、御名をほめたたえましょう。善い行いと施しを忘れないようにしましょう。神はこのような神に対する奉げ物を喜んでくださるのです。
あなた方は教会の指導者の言うことを聞き入れ、喜んで実行しなさい。指導者はあなた方の魂を守る役割と、あなた方のことを神に報告する役割を持っています。喜びの報告が出来るようにしてやりなさいと。そして早くあなた方のところに帰れるように特に祈ってください。
結びの言葉
平和の神が、あなたがたが神の計画に沿った行いが出来るように、すべてのものを満たしてください。契約の血によってそのことが可能になるように。この手紙を必ず読んでください。テモテは釈放されたので、一緒にあなた方の所に行けるでしょう。皆様に宜しく。神の恵みがあなた方と共にありますように。