ヨハネの黙示録7章 天上における勝利と祝福

彼らは、もはや飢えることも渇くこともなく、太陽もどんな炎熱も、彼らを襲うことはない。」黙示録7:16

くぅ~ママのちょっと一言
7つ目の封印が開かれる前に7章の記事が挿入されています。
刻印を押された者の数が14万4千人ということですが、これはイスラエルの12部族(神の完全数)の2乗に10の4乗を掛け合わせたもの(10も完全数)です。しかし数そのものではなく、非常に多い数ですが、一定の限度をもっているという意味とのこと。またイスラエル民族そのものということではなく、霊のイスラエルと言うことで、この14万4千人はキリスト者とする方が適切とのことです。
以上の事はヨハネは天上から見た地上での出来事ですが、ここからは天上の光景で、天上における勝利と祝福の教会の姿と見ることができます。しゅろの枝はイエス・キリストのエルサレム入城の時も民衆が手に持ってイエスを迎えました。イエスの血潮で衣を白くしたというのは、悔い改めて、キリストの贖いを信仰をもって受け入れたということを表します。私達一人ひとりはこの世では苦難があります。思い通りにならないこと抱えながらの人生です。病気や思いがけない事故、子育ての悩み、人間関係の悩み、経済の悩み、自分自身への悩み、しかし人生の導き手を主イエスキリストとする時、すなわち神の刻印を押されて生きていくとき、困難を乗り切る力が与えられ、悲しみが喜びの経験へと変えられます。羊飼いであるイエスがいのちの水に導いてくださるからです。なによりもイエスキリストによって自分の中にある罪が贖われ、神の子とされて生きていくことができます。そして神はわたしたちの流す涙を拭ってくださるのです。この信仰に立って、安心して今日の一歩を踏み出したいと思います。

聖書要約
刻印を押されたイスラエルの子ら
この後わたしは大地の四隅に立っている天使たちを見ました。この天使たちがしっかりと大地の四隅から吹く風を押えているので、大地や海が穏やかな状態でした。もう一人の天使が太陽の出る方から、神の刻印を持ってやってきました。そして大地と海を破壊する力を与えられている4人の天使に向って、「神に仕える人たちの額にしるしをつけるまでは、手出しをしてはいけません」と叫びます。わたしはしるしをつけられた人の数を聞きます。すると14万4千人という答えが返ってきました。これはイスラエルの12部族の中から選ばれた各々12000人です。
白い衣を着た大群衆
この後わたしが見ていると、数え切れないほどのあらゆる国民が白い衣をまとって、勝利や喜びを表すしゅろの枝をもって王座と小羊、すなわち神とイエスキリストの前に立って「救いは神とイエスキリストから来ます」と叫んでいました。御使いは神と長老と4つの生き物の周りに集まり、「アーメン、讃美、栄光、知恵、感謝、誉れ、威力が世々限りなくわたしちの神にありますように」とひれ伏して礼拝しています。長老の一人がヨハネに「この白い衣を着た人たちがどこから来たか分かりますか」と尋ねました。わたしは「教えてください」と言うと。その人は次のように教えてくれました。「あの人たちは激しい迫害を通り抜けて来た人たちです。イエスキリストの十字架の血潮でその衣を洗って白くしたのです。彼らは二度と飢えることなく、渇くことなく、灼熱の太陽からも守られます。なぜならイエスキリストが羊飼いとしていのちの水に導いてくださるから、また神が彼らの目から涙を拭い去ってくださるからです。」と。