ヨハネの黙示録9章 サタンさえも主はご支配の下に

「すると、その時、その日、その月、その年のために用意されていた、四人の御使いが解き放たれた。」黙示録9:15

くぅ~ママのちょっと一言
底なしの淵に通じる穴の鍵を持っている星とは、堕落天使またはサタンとのこと。9章では地上を滅ぼすためにサタンが使われています。しかし滅ぼすと言っても、全部ではありません。5ヶ月と言う短い期間が決められています。そして解き放たれた4人の天使が殺すことが許されたのも、やはり三分の一なのです。旧約聖書のヨブ記を思い出します。ヨブに次々と災いをもたらすサタン。しかしそのサタンも神のご支配の中なのです。私達に襲ってくる災いは決して嬉しいことではありません。できれば避けたいです。しかしそのような出来事も、神の支配の中の出来事であることを確信して、主を見上げながら通過していきたいと思います。

聖書要約
第5の天使がラッパを吹くと、一つの星が天から落ちてきました。その星は底なしの淵に通じる穴の鍵を持っていて、その穴が開かれると大きな炉から煙が吹き上げ、太陽も空も暗くなりました。煙の中からイナゴの大群が出てました。そのイナゴはさそりのように人を刺す力が与えられていました。イナゴは青草などには見向きもせず、額に刻印のない人だけを害することが許されていました。ただ殺す事は禁じられており、5ヶ月の間激しい痛みで苦しめることが出来るのです。そのイナゴは出陣の時の馬のような姿をしており、頭は金の冠、顔は人間のよう、髪は女の人の長く、歯は獅子の歯のように鋭く、胸には鉄の胸当て、羽の音は戦車隊の響きのよう、そして尾はさそりのように鋭く刺すことが出来ました。彼らの支配者は底なしの穴の王でヘブライ語でアバドン(破壊)ギリシャ語でアポリオン(破壊者)と言われるものです。第一の災いは過ぎ去ったのですが、まだ二つの災いがやってきます。
次に第6の天使がラッパを吹くと、神のみ座の前の金の祭壇の四隅から声がして「ユーフラテス川につながれている四人の悪霊を放してやりなさい」と言いました。彼らは人類の三分の一を殺す為に解き放たれ、総勢2億の大軍でした。彼らは馬に乗ってやってきて、火のような赤、くすぶった青、燃える硫黄の色の胸当てをして、馬の頭は獅子のようでした。口から煙と火と燃える硫黄を吐き出し、人類の三分の一が殺されました。尾も蛇の頭に似ており殺傷力がありました。
しかしこれらの災いから生き残った者は、それでもなお、悪霊を信じ、偶像礼拝、殺人、魔術、不道徳、盗みなど、そのありかたを改めようとはしませんでした。