感染症が激しい中、里帰り出産を受けて入れて下さり…

出産体験記

M.D様

2020年9月12日 AM3:28 第一子長女”誕生

感染症が厳しい中、里帰り出産を受け入れて下さり、入院中お世話して下さった助産師さんに感謝の気持ちで一杯です。本当にありがとうございました。

私の母が全員自宅出産していたこともあり、妹が産まれる瞬間が何となく記憶に残っていたので、妊娠する前から自然と自宅で産みたいと思っていました。妊娠していることが分かって数ヶ月、受け入れてくれるところがあるだろうと安易に考えていましたが、探してみるとどこも今はしていません。と断られ、やっていても初産で里帰りだとやめておいた方が良い。と言われてしまいました。そんな中、マナ助産院だけは「自宅出産はしていないけど、アットホームな環境やから一度、見学に来てみて下さい」と親身になってくれました。

見学に来た時に診察もしてもらい病院との差におどろきました。お腹に触れる時もエコーしている時も赤ちゃんに話しかけてくれて私の体調も細かく気にかけてくれました。帰る頃には自宅よりもマナさんで産みたい。と思うようになっていました。笑

32週に入るまでは、散歩をしたりデートをしたり夫と二人の時間を大切に過ごすことができました。赤ちゃんも私も特に問題なく・・・

神戸に帰ってからも母と愛犬と毎日朝と夕方に散歩をしたり、地元の友達に会ったりとゆっくりした時間を過ごせました。

いよいよ臨月に入り、夫が帰ってくる日が良いなーと思っていましたが、予定日を過ぎても出てこず…。予定日超過のため提携病院での診察となりました。促進剤、最悪帝王切開…と思うと行くのが嫌で嫌で先生の説明もあまり頭に入りませんでした。ですが、看護師さんに「大丈夫。それだけマナさんで産みたいなら赤ちゃん分かってくれてるよー。しっかり話しかけてあげて」とはげましてくれました。先生も内診の時に「子宮口が1㎝開いてるから張るように刺激しとくねー」と、その影響か帰り道でおしるしが!!

さっきまで気持ちが沈んでいましたが、一気にハッピーな気持ちに。

家に帰ってからは母が陣痛が来るようにラドンというお風呂に機械を入れて電気の力で身体を温める入浴をしたり、階段ののぼりおり、マナさんが教えてくれた八の字体操などとにかく体を動かしました。

そうするとお腹の張りが少しずつ強くなり痛みがなかったので、少し横になっていると生理痛の様な痛みがあり、計ってみると10分間隔。

母が初産はけっこう時間がかかるからまだまだよー。と私も耐えれる痛みだったので呼吸法で力を抜きながら待っているとすぐにさらに強い痛みが5分間隔でくるようになり、それでもまだおさまったりするから。と母に言われ、私も夜中やし、マナさんに悪いからもうちょっと待ってみよー。と話している内にどんどんと声が自然と出るくらいの痛みに。急いでマナさんに電話をし向かう事になりました。車の中でも陣痛の間隔は短くなってマナさんに着く頃には立っていられないくらいになっていました。すぐに内診をしてもらうと5cmくらい開いてる。そのあとの陣痛で頭が出そうな感覚になり「出る―!!」と叫んでしまうくらいになり、すぐに分娩室へ。数回の陣痛で出てきてくれました。

一番内側の膜に頭だけ包まれて産まれてきたそうで、膜をとってあげると優しく可愛い産声をあげてくれました。←福子というそう。4時間のスピード出産でした。

私よりも毎日、お腹の赤ちゃんに話しかけて気にかけてくれて、出産の時はずっと腰をさすって立ち会ってくれた母と間に合わなかったけど、色々と相談にのってくれた助産師の姉には感謝しかないとこれからも頼りにしています。

そして私の希望を反対することなく快く承諾して、慣れない家事を1人で頑張ってくれている夫にも感謝しています。

本当に恵まれた環境と周りの支えがあってできたお産でした。

ありがとうございました。