長女、長男は里帰り先の個人病院で…

SIさん

2021年1月5日 AM2:45 2852g

長女、長男は里帰り先の個人病院で、次女は総合病院で、3人とも分娩台での出産でした。今回の妊娠がわかり、どこで産もうかなと考えた時、せっかくだから、今までとは違う産み方に挑戦してみたいなと思いました。以前から、助産院で産んだ友人の話を聞いて布団で産むっておもしろそうだなと思っていた事や、偶然通りかかったフリーライブで歌っていた人が助産師YouTuberで、その人と話をして、YouTubeを見たりして、助産院で産んでみたいなぁと思ったことなど、きっかけが重なって、マナ助産院にたどりつきました。初めてマナ助産院に来た時、雰囲気がとてもあたたかくて、「ここで産めたら幸せだなぁ」と感じた事を覚えています。そして、その場で、お願いする事に決めました。

妊娠中は、つわりもほとんどなく、有難い事でした。36週の時、お腹が張って、赤ちゃんの位置も少し降りてきているという事で37週までお腹にいてくれるかなと少し心配しましたが、張り止めを飲んでからは、まったく張らず、これもまた有難い事でした。それと、30週の連携病院でのポイント検診で、少し赤ちゃんの大きさが小さめですと言われ、長男が38週で2078gだった事もあり、大きくなってマナさんで産めるかなとこれもまた心配でしたが、36週で2350g程度あるとなって、マナさんで産める事になり、またまた有難い事でした。

予定日は1月10日でしたが、お父さんの正月休み12月30日~1月6日の間に生まれてくれたらいいなとお腹に語りかけていました。いよいよ12月30日を迎え、「もういいよ~、出ておいで~」と○○も○もお腹をすりすりなでて過ごしましたが、なかなか陣痛は来ず、1月4日の夜も何事もなく過ぎて、内診「もう正月休み中には産まれないのでは?」と思いながら布団に入りました。

1月5日AM0:40頃、便意を感じて目覚めトイレへ。スッキリして布団に入ろうとするも、なんだかまだお腹が痛いような気がして…「あれ?これは陣痛かな?」と思って時計を見て計ってみると、5分間隔でした。でもまだ半信半疑で、とりあえずマナさんに電話して、あと3回くらい波を感じたらもう一度電話する事にして一度布団に入って眠ってみようと試みたけれど、それはムリでした。そして、記憶の中の陣痛と、今この腹痛が徐々に一致してきて、「やっぱりこれは陣痛だ!」と確信が持てて、再度マナさんに電話して、痛みの強さはそこまででもないから、30分後くらいに着くように出発の準備をする事になりました。荷物の確認をしたり、子ども達を起こしたり、お父さんがテキパキ動いてくれて助かりました。AM1:30頃マナさんに到着し、機械をつけて、内診してもらったら6㎝で、そんなこんなしていたらどんどん痛みが強くなって間隔も短くなって、分娩のお部屋に行きました。初めて入った分娩のお部屋は薄暗いけれどなんだか暖かくて、布団にゴロンと横になると畳が見えて、ウロウロする子ども達の足が見えて、お父さんのあぐらをかいた足が見えて、まるで家の布団で寝ているみたいでした。ホッとしたのもつかの間、どんどんと波のように痛みがやってきました。「永原先生が来られましたよ」と助産師さんの声が聞こえて、永原先生の顔が見えて、検診の時のいつもの優しい声が聞こえて、痛いながらもフーッと安心しました。そこからはもうよく覚えていないくらい必死であっという間で、四つ這いで一度いきんだら、「もういきまなくていいよー」と言われ、ゴロンと横向きになって次の陣痛が来たと思ったら「オンギャー!ウンギャー!」「え?もう産まれたの???」と。助産院に着いてから1時間ちょっとでの誕生でした。家族みんなに囲まれての出産は幸せそのものでした。

検診から出産、産後と永原先生はじめたくさんの助産師さんやスタッフの皆さんにお世話になりました。皆さん優しくて、私の長くなりがちなとりとめのない話を聞いてくださり、いつも穏やかな気持ちにさせて頂きました。感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございました。