次男を産んだ時このノートの最後に
N.M 様
2017年12月2日 PM5:30生まれ
次男を産んだ時、このノートの最後に、「3人目の予定はないけど、ここにまた帰ってきたくて3人目を考えるかも」と書いて終わりました。その約2年後、まさか本当に3人目を授かりここに帰ってこれるとは!2年前は半分冗談で3人目のことを書いたのですが、赤ちゃんの次男のお世話をしながら「妊娠出産お世話がこれで最後、人生で2回だけなんでもったいないな」という思いが募り、いつのまにか「絶対3人欲しい!」という思いになっていました。
2017年4月から次男の育休を終えて、仕事復帰。復帰と同時に異動となり新しい環境で、しかも年齢的にいろんな仕事を担当する立場となり、2人の子育てをしながら限られた時間で多くの仕事をこなす忙しい日々を送っていました。3人目の妊娠がわかったのはこんな時でした。
仕事は再開したばかりでこれからというときだったので産育休のことを考えると同僚や生徒たちには迷惑をかけて申し訳ないと思いつつ、一方で再びマナさんで健診出産入院生活が送れることに心が弾みました。
10月、仕事もなんとかこなし忙しくも充実した日を送っていたところ、お腹の張りとシクシク続く痛みが気になり自宅近くのクリニックで診てもらったところ、切迫早産の診断。そこから急遽早めの産休に入ることとなり、自宅安静となりました。
約1ヶ月後には動けるようになり、そこからベビーの準備ややりたかったことができたので良かったです。
そして無事に迎えた臨月。上の2人も予定日10日前に生まれ、さらに今回は切迫早産もあったので私の中では2週如何前には産まれて来てくれるだろうと早めに準備もやり終え、38週に入る時にはベビーちゃんがいつ来てくれてもいいように待ってました。お腹も1日1回は10分間隔で張るようになり、さあそろそろ!と思って1週間全く生まれてこない。1週間後、上の2人の保育所の発表会も迫り、この週末を逃したら発表会が観に行けない!
そんな風に迎えた土曜日。その日は朝から長男のプール→マナさんの健診→午後からカラーのレッスンの予定も入れてはんぶん開き直って産まれるまで出来ることをやってしまおうと思っていました。一方で、前日は土曜の健診のタイミングで産まれてくればベストだなぁと友人に漏らしていた私は、入院準備や念の為、直前に積む予定の小物類等すべて持ってマナさんの健診へ。
すると行きの車の中でなんとなくお腹に痛みが。しかもそれまでの前駆陣痛と違ってお尻にドーンと来る鈍い痛み。そして痛みのない間は嘘のように体が軽く動ける感じ。「これはきたかも!」ほぼ確信に近いものを感じ車の中でこれ以上お産が進まないよう祈り、マナさんへ車を走らせたのでした。
無事にマナさんに到着し、助産師さんの顔を見て嬉しくなり、「もしかしたらはじまったかも!」と報告。ひととおり健診をしてもらって内診をしてもらうと「3cmくらい開いてるかなぁ。これは産まれそうやね」との言葉に「やったぁー」とテンションUP。本当にまさかのベストタイミングで来てくれる!4歳の長男が車の中で「赤ちゃん早く出たいって言ってる。何回も」と言っていたのは本当のようでした。
そこからマナさんで待機することに。午後の予定はキャンセルし息子達も近くの実家の両親に預けて、お産が進むのをまちました。前回次男のお産が移動中のタクシーで瞬く間に進み、一人でいきみ逃しながら、マナさんについて15分で出産という超スピード出産だったので、今回もグングン進むかと思いきや数時間8~9分間隔で強かったり弱かったりのくり返しでも。夕方近くなると5分間隔で痛みも逃すのがかなり辛くなってきたところにちょうど助産師さんが様子を見に来てくれました。なぜか助産師さんの顔をみると陣痛の間隔も短くなりいよいよお産の部屋へ行くことに。
ここからが思いのほか辛く、3回目でもやっぱり途中で逃げ出したくなりました。いきみたいのに逃さないといけない辛さ、体で起こっていることと気持ちと体がしたいことと、すべてばらばらでコントロール不能。やっといきんでもいいと言われて、いきむもそれも体力不足でしんどく、最後の最後赤ちゃんの頭が出る時も、出口が痛くてこれ以上はやめてーと思うのに、体はいきみたがっていきんでしまう、でも「はいっ力を抜いてー」と言われ努力するも赤ちゃんはどんどん出てくる感じ。今回のお産の辛さはコントロールできない状態でも自分の力の制御をしないといけない(でもできない)ところだったかもしれません。でもそんな辛い辛い時間に助産師さんたち2人で心も身体も上手くリードしてくださり、お二人の声になんとか助けられ、乗りこえることができました。辛さから早く逃げたい私に「はい、そう、上手!ありがとうー」という言葉が何より力づけくれました。その「ありがとう」と言われると無条件で嬉しくなって次も出来る気になるので、本当に不思議です。
P.M.5:30待望の女の子誕生。
終わってみればお産の部屋に入って1時間というスピード安産。初めての女の子、華奢で小さいベビーちゃんを想像していたら3786gのビックベビーちゃん!まさかの上の兄二人を超える大きさでした。(職場に体重と性別と共に報告したら、なぜか「男の子」が産まれたことになっていて(笑)慌てて訂正。職場がざわついたとか)
本当に今度こそ人生最後の妊娠出産5年前に長男のお産から始まった私のママ人生。ここからスタートできて本当に幸せでした。育児も妊娠出産もいままで楽しく幸せを感じながらやってこれたのは、ここで大切にされ、愛をもらい、たくさんのすてきな言葉に出会い、永原先生を始め、温かいスタッフのみなさんとの時間があったからこそです。
私の大切な子供たちにも人生のスタートをここで迎えさせることができて良かったです。私にとっても子供たちにもずっと大切にしたい場所です。
こんな素晴らしい場所をもっとしてもらい、もっと沢山のママさんベビーちゃん達が最高に幸せなはじまりを迎えられることを願ってやみません。