創世記9章 弱さを覆う愛

「それで、セムとヤフェテは上着を取って、自分たち二人の肩に掛け、うしろ向きに歩いて行って、父の裸をおおった。」創世記9:23

助産師永原のちょっと一言
箱舟から出たノアとその家族を主は祝福されました。そして二度と洪水によって地を滅ぼさないと約束されました。ノアの息子の名をセム、ハム、ヤフェテと書かれていますが、年の順はハムが末子とのこと。ハムは父の裸を見たために、ハムの子カナンが呪われます。父がしたことで、その子どもが呪われるというのは納得しがたいですが、これは歴史の預言と取ることができるとのこと。すなわち、カナンはカナン人の祖先、セムはイスラエル人の祖先、後にカナン人はイスラエル人に征服されることになるのです。しかしなぜハムは呪われたのでしょうか。それは父の裸を興味本位に見、それを兄達に告げ口することによって、父の名誉を汚し恥辱を与えました。セムとヤフェテが祝福された理由はなんでしょう。それは父の裸を見ようとせずに、その裸を覆ったことです。ノアの失態はさておき、その失態を覆ったのは、父への尊敬と、父への愛でした。
私達もお互いの失敗や欠点や弱さを愛で覆いあう“愛の人”でありたいと思います。またここから読み取れることは、人の欠点や弱さに鈍感であったり、それを中傷することは主の目には赦しがたい罪だと言うことです。神の愛は私達の弱さを覆うだけではなく、その弱さを素晴らしいことのために用いてくださいます。私もそんなことができる愛の人でありたいです。

聖書要約
神はノアと息子達に「産めよ、増えよ、地に満ちよ。」と全地に増えるように祝福されました。そして神は「①獣や鳥、魚など動いている命あるものを管理するように②穀物と野菜のほかに動物も食用としてもよい。但し血を抜き取って食べるようにと③殺人は禁止する。人を殺したのが動物でも生かしておいてはいけない。神に似せて造られた者を殺す事は断じていけない。」と言われました。そして神は誓われました。二度と洪水で世界を滅ぼす事はしないと、その約束の印に虹を雲にかけようと。
ノアと息子たち
箱舟から出たノアは農夫となり、ぶどう畑を作りました。ある日ぶどう酒を飲んで裸で酔って寝てしまっていました。それを見たハムは兄二人にそのことを告げ口します。セムとヤフェテは父の裸を見ないように後ろ向きで近寄って、着物で父を覆いました。酔いがさめてそのことを知ったノアはハムの子どもカナンをセムとヤファトの奴隷になれと呪い、セムとヤフェテに神の祝福があるようにと祈りました。ノアは950歳で死にました。