創世記13章 ロトの選択

「ロトが目を上げてヨルダンの低地全体を見渡すと、がソドムとゴモラを滅ぼされる前であったので、その地はツォアルに至るまで、の園のように、またエジプトの地のように、どこもよく潤っていた。」創世記13:10

助産師永原のちょっと一言
アブラハムとロトは多くの財産を持っていたため争いが絶えず、分かれて暮らすことにしました。アブラムは甥のロトに土地の選択権を与えます。ロトが見渡したところは肥沃な素晴らしい眺めのところでしたが、神に背いている人々が住んでいる所でした。アダムとエバが追放されたのもエデンの東、カインが弟を殺害した後移り住んだところもエデンの東、バベルの塔を建てようとした人たちは東の方から移ってきた人々でした。ロトのこれからが暗示されているようです。
一方、ロトと分かれたアブラムに対して神は「さあ、目を上げて…」とおっしゃいました。アブラムはロトが行ってしまって、元気をなくしていたのでしょうか。頭を垂れていたことが分かります。でも神に促されて神の祝福の約束をもう一度聞くのでした。ロトが選んだ土地の方がはるかに繁栄を手に入れられるかのように見えましたが、神の言葉はそうではなかったのです。
私たちは目に映る繁栄や人間の価値観でよしとされるものを選びがちですが、主の目によしとされることを見極める目を持ちたいと思います。二者択一を迫られた時の判断基準は祈りによって平安が与えられる方を選ぶこと。もう一つの判断方法は「損と思えるほうを選ぶこと」これは牧師、大嶋先生から譲り受けた神の道を選ぶ秘訣ですが、アブラムに残された道もまさしくそのとおりであったと思います。

聖書要約
ロトとの別れ
アブラムは妻とロトと共にすべての財産を携えてエジプトを発ち、ネゲブ地方からべテルとアイの間へと移動し野営をしました。そこは以前、神の声を聞き、祭壇を築いたところです。再びアブラムはここで主に礼拝を奉げたのでした。アブラムは以前より沢山の財産や奴隷、家畜の群れを持っていました。アブラムと共に旅をしていたロトも同様でした。そこはアブラムとロトが一緒に住むには狭すぎました。家畜のを飼うにも争いが起こるような状態でした。またそこはカナン人やペリジ人も住んでおり、いついざこざが起こるかわかりません。
 そこでアブラムはロトに親戚同士で争うのは良くないので、離れて暮らそうと提案します。アブラムはロトに東に行くか、西に行くか、どちらに行くか選択権を与えます。ロトは東部一帯に広がるヨルダン川周辺の肥沃な平地を見ました。ソドムとゴモラの町が主に滅ぼされる前でしたので、エデンの園やエジプトのように見渡す限り潤っていました。ロトはそちらを選びました。しかしそこはたちの悪い、神に背く人々が暮らしていました。
ロトが行ってしまうと、神はアブラムに言いました。「さあ、目を上げなさい。見渡される限りの土地をお前に与えよう、子孫を砂のように数え切れないほど与えよう」と。アブラムはマムレ(地名)の樫の木のところに祭壇を築きました。