創世記12章 信仰だけを頼みとした旅立ち

「アブラムは、が告げられたとおりに出て行った。」創世記12:4

助産師永原のちょっと一言
信仰の父といわれるアブラハムですが、この章では大きな失敗をします。
まず、カナンのシケムで主がこの地を与えるといわれたのに、そこを去ってしまったことです。カナン人がいたのでそこには住めないと思ったためベテルの東に行って天幕を張ります。
その後旅の途中で飢饉に遭い、エジプトに行くことになり、そこで妻を妹と偽ったため、エジプトを追放されます。その時、財産は没収されず、逆に財産が増えたのですが、そのことが次の13章の出来事を引き起こすことになります。
神は私たち一人一人の命の主です。ですから神は一人ひとりが幸せに過ごせるようにご配慮下さり、、その人にあった計画を持っておられます。私たちはそれを「みこころ」と言います。信仰の父といわれたアブラハムでさえもみこころからそれることがあるのです。ですから私たちも、みこころを求めないで、人間的な判断材料だけで決断して、行動することがありませんように。日々主の導きを祈りたいと思います。

聖書要約
アブラムの召命と移住

神はアブラムに「あなたは生まれた故郷、父の家を離れて わたした示す地に行きなさい」と言われました。神はアブラムを大いなる国民の父とし、地上のすべての人の祝福の源にするとおっしゃったのです。アブラムは妻サライと甥のロト、そしてハランで得た家畜や奴隷を伴って出発しました。カナン地方の中央に位置するシケムに着き、モレ(教師という意味)の樫の木の下で野宿をした時のことです。神はアブラムに現れて、「この地をお前の子孫に与えよう」と約束してくださいました。アブラムはそこに祭壇を築いて祈りました。しかしそこにはカナン人がいました。アブラムはそこを去り、べテルの東の山、西にべテル、東にアイを臨むところに天幕を張りました。アブラムはさらに旅を続けてネゲブ地方に移ります
エジプト滞在
しかしその地方に飢饉が起こりエジプトに下ります。しかしそのときアブラムはサライに妻と言わず、自分の妹と言うことにしてほしいと頼みます。サライが美しかったからです。心配は的中して、エジプトではサライの美しさはうわさとなりました。エジプトの王ファラオはサライを宮中に召し、アブラムには羊や牛の群れ、奴隷、ろば、らくだを与えたのです。ところが主がサライのことで宮中の人たちを恐ろしい病気に罹らせたのです。神の怒りを知ったファラオ王はアブラムを呼びつけ、妹と偽ったことを非難し、そしてエジプトから立ち去るように言います。アブラムはエジプトから立ち去ったのですが、王からもらった財産は没収されませんでした。