創世記25章 アブラハムの子どもたち

「こうしてエサウは長子の権利を侮った。」創世記25:34

助産師永原のちょっと一言
アブラハムの妻はサラ、ハガル、ケトラですが、ケトラの子孫は主にアラビア地方で香料の商いに携わる諸部族でしたが、その中のミディアンは聖書の中によく登場する部族です。またハガルの子イシュマエルの子孫もヤコブから出た12部族同様、12部族が与えられました。これらの子孫たちは今後イサクの子孫とともに聖書に登場してきます。
イサクとリベカ夫婦のことですが、リベカにはなかなか子どもができませんでした。イサクは妻のために祈ったとありますが、祈りを通して、夫婦が支えあうというはなんと麗し夫婦の姿でしょうか。しかし、生まれた双子に対して、イサクはエサウを、リベカはヤコブを愛します。兄弟の中で比較されたり、愛し方に差があれば、兄弟が仲良く出来ないのは当然です。エサウとヤコブも仲のよい兄弟ではありませんでした。その上エサウが長子の特権を軽んじたことで二人の間の亀裂が決定的なものとなります。このような兄弟間で、また人と人との争いが耐えないのは今も変わりがありません。本当に愚かな事だと思います。しかしそんな私たちをそれでも神は愛してくださり、祝福を与えてくださるのです。

聖書要約
ケトラによるアブラハムの子孫
アブラハムは3人目の妻ケトラを迎えました。ケトラとの間にも子や孫に恵まれました。アブラハムは財産は全部イサクに譲りましたが、側女達の子どもにも、それぞれに贈り物をし、東の国の方に行かせ、イサクから遠ざけました。
アブラハムの死と埋葬
アブラハムは満ち足りた175歳の生涯を閉じて、サラと同じ墓に葬られました。アブラハムの死後神はイサクを祝福されました。
イシュマエルの子孫
イシュマエルの息子は12人、12部族の先祖となり、エジプトの近くに住み、互いに争いが絶えませんでした。イシュマエルは137歳で生涯を終えました。
エソウとヤコブの誕生
イサクの妻であるリベカはなかなか子どもが出来ませんでしたが、イサクの祈りが聞き入れられ、リベカは身ごもります。胎内で押し合う胎児の様子を心配して神に祈ると、神は「2つの民がお腹の中で争っている。兄が弟に仕えるようになる」と言われました。月が満ちてリベカは双子を産みました。兄は体中毛で覆われていたのでエサウ(毛の意)と名づけました。弟は兄のかかととつかんで生まれてきたのでヤコブ(つかむの意)と名づけました。
長子の特権
二人の子供は成長し、エサウは巧みな猟師になりました。一方ヤコブは穏やかな性格で天幕にいるのを好みました。イサクのお気に入りはエソウでした。鹿に肉が好きという理由からです。リベカヤコブを愛しました
おる日のことエサウがお腹をすかして猟から帰ってきたとき、ヤコブの作ったシチューを食べさせて欲しいと頼みます。ヤコブは長子の特権と引き換えならと条件を出します。エサウは長子の特権を軽んじて、シチューと引き換えてしまったのです。