創世記37章 夢見る少年ヨセフ

「「またを見ました。見ると、太陽と月と十一の星が私を伏し拝んでいました」」創世記37:9

助産師永原のちょっと一言
37章から50章まではヨセフ物語が書かれています。
夢見る少年が見た「麦の束の夢」と「太陽と月と11の星の夢」は将来起ることを暗示したものでした。しかし周りの兄達の大変なイラつきとなりました。父ヤコブの偏愛も兄達の憎悪に拍車をかけたのでしょう。ヨセフが売られたがイシュマエル人だったのかミディアン人だったのか聖書の書き方では分かりませんが、イシュマエル人はアブラハムとハガルの子孫、ミディアン人はアブラハムとケトラの子孫ということになります。
 兄たちはヨセフは野獣に襲われて死んだと父ヤコブに告げます。ヤコブはかつて羊の皮とエソウの着物を来てイサクをだましましたが、今度は羊の血とヨセフの着物を使って息子たちにだまされます。皮肉なものですが、人に悲しい思いをさせたのと同じことを自分もあじわうことがあり、そうなって初めて心から悔い改めることができるという経験をすることがあります。主がそのことをお示しになるのかもしれません。
 売られたヨセフですが、この後も波乱万丈の人生を送りますが、そのすべてが神の大きなご計画(人類の救い)にはなくてはならない働きとなります。私たちも、もし不条理な状況に置かれたとしても、落ち込まず、いつも前を向いて歩みたいと思います。神のなんらかのご計画の中にいるかもしれないのですから。

聖書要約
ヨセフの夢
ヤコブはカナンの地に住むことになりました。ヤコブは年老いて与えられた最愛のラケルの子ヨセフが可愛くてしかたありません。貴族が着る裾の長い服を着て特別に可愛がっていました。腹違いの兄弟たちは面白くありません。次第にヨセフを憎むようになりました。ある時ヨセフが見た夢をお兄さん達に話しました。それは自分の束ねた麦の束の周りに、兄達の束が集まってきてお辞儀をしたというのです。それはヨセフが兄達の主人になるということですから、益々兄達の憎しみを買うことになりました。またある時、太陽と月と11の星がヨセフにお辞儀をした夢を見たというのです。太陽は父、月は母、11の星は兄たちを現しています。さすがにヤコブもヨセフをたしなめましたが、同時にこのことを心に留め、何かの啓示かもしれないと思ったのでした。
ヨセフ、エジプトに売られる
ヨセフが羊に草を食べさせる為に出かけている兄達のところに使いに出されます。シケムにいると思った兄達はドタンにいました。近づいてくるヨセフを見て兄達はヨセフを殺そうと図ります。しかし長兄のルベンは殺さずに穴に掘り込もうと提案します。後で助けようと思ったのです。しかしルベンのいない間に、もう一人の兄のユダがヨセフを隊商に売ろうと言います。結局ミディアン人を介して、ヨセフは銀貨20枚でイシュマエル人に売られたのです。ルベンはヨセフがいなくなったことを知って途方にくれました。兄達はヨセフの着物に山羊の血をつけ、父のところに持って帰り、野原で見つけたとうそをつきます。ヤコブはヨセフが野獣に襲われて死んでしまったものと思い嘆き悲しみました。一方ヨセフはエジプト王に仕えるポティファルに売られました。