出エジプト記3章 主の聖なる臨在に触れて
「「ここに近づいてはならない。あなたの履き物を脱げ。あなたの立っている場所は聖なる地である。」」出エジプト3:5
くぅ~ママのちょっと一言
エジプトから逃れて、平穏な暮らしをしていたモーセに転機が訪れます。神の臨在に触れ、神の語りかけを聞いたのです。しかし神が遣わされようとしておられるところは、なんとモーセの一番行きたくないエジプト。封印してして、二度と行くことがないと思っていたエジプトに行けといわれます。そしてイスラエルの民を導き出させと。かつて同胞を助けようとしたモーセですが、かつての正義感あふれるモーセの姿はありません。「わたしはいったい何者ですか」と拒否します。「わたしが必ずあなたと共にいる」という神の語りかけを聞いても尻込みするばかりでした。
神様に自分の人生を差し出すというのは本当に難しいと思います。「わたしは何者ですか」と自分自身に固執して、わたしの都合のいい人生を歩む道を選択しがちです。しかし朝ごとに、たとえ今日のわたしの予定が山積みされていたとしても「今日もわたしをあなたのみ思いのところに、み思いのままにお遣わしください」と祈るところから始めたいと思うのです。
聖書要約
モーセの召命
モーセはしゅうとエトロ(前章ではレウエルと書かれており、同一人物)の羊を飼っていました。ある日羊を追って行き、気がつくと神の山ホレブに来ていました。そこで燃えている柴を見つけます。しかしよくみると柴は燃え尽きず、いつまでも燃えているのです。モーセはどうなっているのか見ようと、近づいた時、柴の中から声がしました。「ここに近づいてはならない。靴を脱ぎなさい。聖なる土地だから」と。そして「奴隷として苦しみの中にいるヘブライ人をエジプトの地から救い出して、乳と蜜の流れる土地、カナン人、へト人、アモリ人、ペリジ人、ヒビ人、エブス人の住む所へ彼らを導き出す」と神は言われます。そして「おまえをファラオの所に遣わす」と神はモーセに語られました。モーセは「私は何者でしょう。どうしてそんなことをしなければならないのでしょう」と反論しましたが、神は「私が必ず共にいる」と約束してくださいました。しかしモーセは「イスラエルの人々のところに行っても、誰から遣わされたのかと問われるに違いありません」と言いますと、神はモーセに「わたしはある」という者、そしてアブラハム、イサク、ヤコブの神であると言われました。そしてエジプトに行って、「長老達にエジプトから導き出すわたしの計画を話しなさい」と言われます。それから長老たちとファラオの所に行って、「3日の道のりを荒野に行かせて、私たちの神に犠牲を奉げさせてください」と言いなさい。王はすぐには承知しないが、わたしの驚くべきみ業をもってエジプトを打ちます。その後、あなた方をエジプトから立ち去らせるでしょう。その時エジプトの人々から金銀の装具品や外套を得るでしょう。と神はモーセに語られたのです。