出エジプト記2章 嘆きを聞いて下さる主

「神は彼らの嘆きを聞き、アブラハム、イサク、ヤコブとの契約を思い起こされた。」出エジプト2:24

助産師永原のちょっと一言
ヘブライ人と言う言葉が出てきますが、これはイスラエル人を指しますが、イスラエル人以外の側からの呼び名で「渡ってきたもの」という意味があります。ヘブライはよそ者として虐げられ、大変な重労働が課せらたのです。しかしその嘆きの祈り、叫びの祈りが神に届きます。そして神の大いなるみ手が差し伸べられたのです。私たちの心からの祈りもきっと神に届くと信じて祈り続けたいと思います。力をなくし、言葉をなくして、主の前にうなだれる私たちを神は見捨てられる事はないのです。

聖書要約
ヘブライのレビ族のある男が、同じくレビ族の女と結婚しました。やがて二人の間に男の子が生まれました。王の命令ではナイルの川に投げこまなければなりませんが、それが出来なくて3ヶ月の間、かくして育てました。しかし隠しとおすことができず、パピルスの籠に入れてナイルの川の岸辺に捨てたのです。ところが水浴びに来ていた王女が赤ちゃんを見つけ、ヘブライの子と知りながら、自分の子として育てることにしました。その様子を見ていた赤ちゃんの姉が乳母にと自分の母を紹介したのです。その子の名を王女はモーセ(水の中から引き上げたの意)と名付けました。そういうわけでモーセの命は断たれることなく、エジプトの王の子どもとして、しかも自分の母の手で育てられることになったのです。成長してモーセは母の手から離れて王女の下で暮らすことになりました。
エジプトからの逃亡
モーセが成人したある日、同胞であるヘブライ人のところ行こうと、宮殿かの外に足を踏み入れてみると、なんとそこには重労働に服している同胞の姿がありました。エジプト人に打たれているヘブル人を見たとき、モーセはいたたまれなくなり同胞を助け、エジプト人を殺害してしまいます。そのことが王の耳に入り、モーセは追われる立場になりました。
モーセが逃げたところはシナイ半島の北西部のミディアン地方でした。モーセが井戸の傍らに腰をおろしていると、そこへ祭司の娘達が羊に水を飲ませようとしてやってきました。ところが後からやってきた男達に追い払われます。それを見たモーセは娘達を助け、羊に水を飲ませてやったのです。このことが縁で、モーセは娘たちの父である祭司レウエルのところで住むようになり、娘の一人ツィポラと結婚します。やがて男の子が生まれ、ゲルショム(寄留者の意)と名付けます。モーセが「わたしは外国にいる寄留者(ゲール)だ」と言ったからです。
それから時は過ぎ、エジプトではモーセを殺そうとした王は亡くなりましたが、イスラエル人の労役は益々厳しくなります。そのイスラエル人たちの叫び声をお聞きになった神はアブラハム、イサク、ヤコブとの約束を思い出されたのです。