出エジプト記1章 神を畏れていたので

助産婦たちは神を恐れたので、神は彼女たちの家を栄えさせた。」出エジプト1:21

助産師永原のちょっと一言
この1章は出エジプトのプロローグです。いよいよ神の壮大なご計画が始まります。それはヤコブが、そしてヨセフが、子や孫達に言い伝えた、神がカナンに連れ戻してくださるということがようやく実現するのです。このエジプト脱出の経緯の中には、神とイスラエルの民との契約という重要な出来事も含まれます。
そしてこの1章で私が心惹かれるのは、助産師シフラとプアです。聖書の中で女性の名前が出てくるのは珍しいことですし、職業が記されているのは極々限られています。この助産師たちですが、王の命令よりも、命を大切にし、その命の支配者である神を畏れたと書かれています。その結果神は彼女達を祝されます。どんな命でも肯定し、守るのが助産師が託された使命です。

聖書要約
エジプトでのイスラエル人
エジプトに下ったヤコブ一族、総勢70名はヨセフの功績からエジプトで平穏に暮らしていました。やがてヨセフとその兄弟たちは死にましたが、イスラエル人たちはエジプトの地でどんどん数を増やし、巨大な民族になりました。やがてヨセフのことを知らない王がエジプトを統治するようになり、イスラエル人を過酷な労働を課して奴隷として扱うようになっていきました。しかしイスラエル人は虐待されればされるほど、増え広がっていきました。
男児殺害の命令
王はヘブライ(イスラエル人)の助産師、シフラとプアに「お産を助けるときに、男の子なら分娩台の上で殺せ」と命じます。しかし助産師は神を畏れていたので殺さず、「ヘブライの女性は丈夫なので、私たちが行く前に生んでしまうのです」と、機知にとんだ返答をします。助産師は神を畏れていたので、神は彼女達に幸いを与えられます。そして民は益々数を増やしていきました。
モーセの生い立ち
王は次なる手段を行使します。それは全国民にヘブライの赤ちゃんは女の子は残して、男の子はナイルの川に投げ込めと命じたのです。