創世記50章 み手の中で善に変えて下さる主

あなたがたは私に悪を謀りましたが、神はそれを、良いことのための計らいとしてくださいました。」創世記50:20

助産師永原のちょっと一言
この50章で創世記は終わります。
ヤコブの葬儀の準備に40日を費やしたのは遺体をカナンに運ぶために、遺体に防腐剤を塗る(ミイラにする処置)必要があったからとのことです。
天地創造、堕落、洪水、バベル、アブラハム、イサク、ヤコブ、ヨセフと、創世記は8つの柱で成り立っています。それぞれに主題をもって、読者への語りかけがありましたが、最終章のヨセフ物語では、「あなたがたは悪をたくらみましたが、神はそれを善に変え、多くの民の命を救うため、今日のようにしてくださった。」のみ言葉が表しているように、人間の悪のたくらみさえも、神は用いて良いことのために導かれるということです。これにヨセフの夢が最初から最後まで縦の糸を紡いできました。そしてヤコブとヨセフが死に際して語った、必ず神はイスラエルの民をカナンに連れもどすということが、次の出エジプトへ架け橋となっているのです。

聖書要約
ヤコブの埋葬
ヨセフは父の死を悼みながらも、父との約束を実行します。まずはカナンに葬るために、40日をかけて準備をしました。それから王に父の葬りのためにカナンに行く許可をもらいました。その葬列は大層なものでした。エジプトの王の重臣と長老の全ての人々、そしてヨセフの兄弟たち、そして戦車や騎兵も共に登っていきました。そしてヨルダン川の東側で7日間に亘り、荘厳な葬儀を行ったのです。それからヨセフは父の亡骸をマクペラの畑の洞穴に埋葬しました。そして人々は帰途に着いたのです。
赦しの再確認
ヨセフの兄弟は父の死によって、ヨセフが自分たちに報復しないかと心配になり、人を介して、「父の神に仕える僕たちの咎を赦してください」と言いました。また実際兄たちはヨセフを尋ねてきて、ひれ伏して謝りますした。ヨセフは「あなたがたは悪をたくらみましたが、神はそれを善に変え、多くの民の命を救うため、今日のようにしてくださったのです。」と言って兄たちを慰め、優しく語りかけたのです。
ヨセフの死
ヨセフは110年の生涯を全うします。孫やひ孫の顔も見ることが出来ました。そして、自分の死に際して、必ず、神が顧みてくださり、カナンに連れ戻してくださるいう希望のメッセージを語り、埋葬についてもエジプトではなく、先祖の墓に葬って欲しいと頼みました。