創世記49章 死を持って終わる子育て
「ヤコブは息子たちに命じ終えると、足を床の中に入れ、息絶えて、自分の民に加えられた。」創世記49:33
くぅ~ママのちょっと一言
ユダに対しては、ユダ王国の実現の約束が記されています。そしてこの部族からダビデが生まれます。またイエスキリストの家系でもあります。ヨセフに対してヤコブは主の祝福を願って長い祈りを奉げます。ベニヤミンは狼に象徴されるように勇敢な部族であり、初代王サウルの出身部族です。このようにそれぞれの部族の将来が預言され、またおのおのにふさわしい祝福を頂いたということが記されています。10人いれば10人の、100人いれば100人の人生があります。全く同じ人生を歩むことは絶対にありません。様々な人生がありますが、大切な事は神に祝福の中にいるということです。自分と全く違う人も、反目しあうような人も主が愛しておられる一人であることに目を向けたいと思います。
ヤコブの祝福
いよいよヤコブの最期の時が近づいてきました。ヤコブは12人息子達を集めてそれぞれの将来を予言し、そして祝福します。ルベンは長男ですが、その資格はなくなりました。それは父の側女(義母)と関係を持ったからでした(35章の21節)、そして必ずその報いがあるとのこと。シメオンとレビはシケムでの虐殺をした(34章)のため、シメオンは早々に消滅し、レビは下級祭司として各地に散らばります。ユダは兄弟からたたえるようになり、安泰が予言されます。セブルンは海のそばに住み、境界はシドンにまで及びます。イッサカルは肥沃な土地を得ながらカナン人に隷属します。ダンは小さい部族ですが、神の救いを受けます。ガドは度々強盗に襲われますが、敵を追い散らします。アシェルは実り豊かな地を耕作し、食物を王に供給します。ナフタリは肥沃な土地で繁栄します。ヨセフは神に従い、繁栄は石垣を超えてのびます。ベニヤミンは明け方には敵を食い荒らし、夕方には戦利品を分け合うと予言されます。ヤコブはこられ12人の子どもたちをそれぞれにあった祝福を与えたのでした。
ヤコブの死
ヤコブは自分の死に際して息子達にマクペラの畑にある洞窟に葬るように命じます。そこはアブラハムが買い求め、アブラハム夫妻、イサク夫妻、レアが葬られています。そこに自分も葬るように命じて、息を引き取ります。