出エジプト記13章 雲の柱、火の柱で導かれる主

「昼はこの雲の柱が、夜はこの火の柱が、民の前から離れることはなかった。」出エジプト13:22

くぅ~ママのちょっと一言
この章は初子の奉献と除酵祭を通して、神がイスラエルの民になしてくださった偉大なみ業である出エジプトの出来事を子々孫々伝えることの大切さが書かれています。
初子の奉献と言っても、人間の赤ちゃんをいけにえにするわけではなく、レビ人がその身代わりとして、神に奉仕する役割を担いました。
いよいよエジプトを脱出した民を神は「火の柱」「雲の柱」をもって導かれました。エジプトを脱出する際に神は寝ずの番をされ、その後も民を離れることなく、昼は暑さから、夜は寒さから民を守って導かれたのです。
現代においても、この世的な生き方から脱け出して、神に従おうと一歩を踏み出した者に対して神は必ず「火の柱」「雲の柱」をもって素晴らしい約束の地に導きいれてくださいます。

聖書要約
初子の奉献
神はモーセに言われました。イスラエルのすべての初子(人も家畜も)は主のものであると。
除酵祭
モーセが民に言いました。「神は力強いみ手を伸べて我々を奴隷の地、エジプトから導きだしてくださった。このことを記念して、その日には酵母入りのパンを食べてはいけない」と。そして、神が先祖に約束された、乳と蜜の流れる土地に導かれてからは、毎年1月半ば(アビブ)にエジプト脱出の記念の日として7日間は酵母抜きのパンを食べ、最後の日には盛大な集会をすること。そして子どもたちはその意味を書いて、自分の額や腕につけて記憶し、口ずさまなければならないと民に告げました。
初子について
神があなたと先祖に誓われたとおり、神が約束の地に導き入れてくださり、それらをあなた方に与えられた時、初子を神に奉げなければならない。家畜の初子の雄はすべて神のものです。但し、ろばは犠牲にしてはならないので、替わりに子羊を持って贖わなければなりません。また民の長子についてはいけにえにするわけではなく必ず買い戻すようにします。将来、あなたの子どもが「なぜこのようにするのですか」と尋ねた時、「神が力強い御手をもって我々を奴隷の地、エジプトから導き出してくださったのだが、ファラオはかたくなで、なかなか我々を去らせてくれなかった。そこで神がエジプト中の、人から家畜にいたるまで初子を撃たれた。だから初子を主に捧げるのだ」と、答えなさい。そしてこのことも忘れないように、腕や額につけて覚えるようにしなさいと教えられました。
火の柱、雲の柱
ファラオが民を去らせたとき、ペリシテを通るのが一番近道でしたが、神は別の道を通るようにされました。ペリシテ人と戦うのは容易なことではなかったので、民はあきらめてエジプトに帰えてしまうかもしれないと紅海を通って荒野を行かせられたのです。モーセはヨセフの遺言どおりヨセフの骨を持って出ました。ヨセフは神が必ずエジプトの地から導きだされることを確信していました。
神は民の先頭に立ち、昼は雲の柱、夜は火の柱をもって彼らを照らして、離れることなく行く手を示してくださいました。