出エジプト記14章 主が我々のために戦って下さる

が彼らのためにエジプトと戦っているのだ。」」出エジプト14:25

くぅ~ママのちょっと一言
無事エジプトを脱出したイスラエルの民ですが、気持ちを変えたエジプトの軍が追ってきます、前は紅海、後ろにはエジプトの軍勢。イスラエルの人々の動揺と恐怖は如何ばかりかと察します。しかしモーセが主の救いを宣言します。その時モーセには少なからず動揺や不安があったことでしょう。それは主がモーセに「語ってばかりでなく、イスラエルの人々を行かせなさい」とおっしゃったことから推し量ることができます。私たちの人生において、足がすくんで一歩も前に進めないような出来事が起ることがあります。下を向いて心細くただ祈るばかりの時、立ち上がって前進しなさいと、主は言われているような気がします。
イスラエルの民が立ち上がり、モーセが手を紅海に差し伸べた時、紅海の水がせき止められてイスラエルの人々が行くべき道が出来ました。民の前を進んでいた御使いと雲の柱は民の後ろに回り、彼らをエジプトの追っ手から守られました。その壮大な光景が目に浮かぶようです。

聖書要約
葦の海の奇跡
神はモーセに、引き返して、ミグドルと海の間にあるビ・ハヒロトの手前、バアル・ツェフォンに面したところで宿営するように言われました。イスラエルの民がそこで宿営している時に、王はイスラエル人が3日経っても帰ってくるつもりのないことに気付き、戦車に馬をつなぎ、自ら軍勢を指揮して、えり抜きの戦車600をはじめ、エジプトにある戦車をすべてを動員してイスラエルの民を追跡しました。
エジプトの軍勢が近づいてきた時、イスラエルの人々はモーセに、「エジプトに墓がないので、私たちを荒野で死なせる為に連れ出したのですか」と詰め寄ります。その時モーセは「恐れてはいけない。しっかり立って今日あなた方のために行われる主の救いを見なさい…」と民に語りました。神はモーセに言われました。「なぜ、わたしに向かって叫ぶのか、イスラエルの人々を出発させなさい」と。
イスラエルの部隊に先立って進んでいた御使いと雲の柱は部隊の後ろにまわり、エジプトとの間でイスラエルの民を守りました。モーセが手を海に向かって差し伸べると、神は激しい東風を起こしてくださり、海の水を押し返されたので、両側には水の壁ができました。その間にできた海の底の乾いた地を民は進んでいくことが出来ました。エジプトの戦車が追いかけてきて、海に入ってきましたが、神が軍隊をかき乱されました。「神が彼らのために戦われている。退却しよう」とエジプト人は言いましたが、モーセが神の命令に従って、海に向かって手を差し伸べると水は元に戻り、エジプト軍は海の中に投げ込まれてしまったのです。神の大いなる救いのみ業を見たイスラエル人は神を畏れ、神とモーセを信じました。